自称「キュレーション」が画像のリンクURLを「出典」にしてるので、一次ソースが分からない件について

| コメント(0)


先行する記事【「いちごババロア」「チョココロネ」「キャラメルマキアート」のおむすびはコラです】でファミマのおむすびブランド「愛情むすび」製とされる「いちごババロア」「チョココロネ」「キャラメルマキアート」がコラージュだった件の後日談その1。最初探したコラ前の写真元として、「あなたの日常を彩る「きっかけ」創出メディア」を自称する、ギャザリーなるキュレーションサービス(リクルート運営)を挙げたんだけど、どうも腑に落ちない。ネイバーまとめの盗用写真掲載ページとスタイルが瓜二つだし、どうも唐突過ぎる。

で、よく見ると写真の下にうすーーーーーーーーーーい文字で「出典:http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/eb/b96cfe4d8214647c390f1a630981d96e.jpg」と書いてある。さらにマウスカーソルをその場所に合わせて、初めてURLが全部表示されるという二段階な隠し技。おーい、ここがオリジナルじゃないんかよ。

ということで、真の一次ソースを探そうとしたのだけれど、これが超難儀。

指定されている出典URLは画像へのダイレクトリンク。ところがブログサービス系の画像アップローダーって、基本的にそのブログページ部分とは直接リンクしていないし、ファイル名を削って上層ディレクトリをたどっても掲載ブログにはたどりつけない。要は「画像そのものの出典は掲示したよ」という体裁だけは整えておいたけど、大本の記事へたどらせるつもりはさらさらないという。どこがキュレーション?

色々調べてみると、この類の自称キュレーションでは、このように「画像を"引用"したのでその元画像のURL表示してあるから問題ナシ」と勝手に判断してバカスカ掲載するパターンが多い。なぜ引用元のURLを示すかというと、その画像が掲載されている引用元、その画像の掲載背景を読み手に知らせるためにあるわけで。ところがこれでは何の意味も無い。画像を「引用」「出典」と称して盗用するのに加え、出典を直接画像URLで提示して、出典元の記事が分からないようにする、確信犯的(世間一般の方の意味)所業に違いなく。

で、ようやく見つけ出した一次ソースがこちら。


諸般の事情でウェブ魚拓によるもの......だけど大本のブログはちゃんと存在する。2007年掲載のものだから、大よそ8年前。ブログ主は2010年位で更新を止めている(移転したのかも)。いつ頃コラが登場したのかなあ。

それにしても。このような「やっちまったもの勝ち」という形の画像盗用をまるっきり許諾している自称キュレーションサービス、どうにかならないものかなあ。最近画像検索をしていても、この類の「盗用画像1枚」+「この画像が使われているページはこちら」として該当サービス内のまとめページへのリンクが張られているだけのページが次々出て来るので、検索がしにくくなってるんだよね。しかもその検索対象となる画像が、自分で作っていたものだったりすると、もう、ね。

関連記事             

コメントする

            
Powered by Movable Type 4.27-ja
Garbagenews.com

この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年1月12日 06:30に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「「いちごババロア」「チョココロネ」「キャラメルマキアート」のおむすびはコラです」です。

次の記事は「ブログパーツを放置しておくと結構大変なことになるのね、という話」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

* * * * * * * * * * * * * *


2021年6月

    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30