人件費をとっていない予算は予算と呼んではダメだと思うの。同じく、不足する人的リソースをお金で代替はできても、反対は無理だと思うの。無理なのに実行し、その方法でプロジェクトが成功したとしても、それは成功とは呼ばないと思うの。思うの。
— 曹洞宗 千手院 (@senjuin1010) 2015, 1月 11
具体的に何を指しているのか言及されていない、恐らくは意図的にぼかしているのだと思うのだけど、「とっていない」とは「皆無」と「十分に」との二つに解釈ができる。いずれにせよ、そろばん勘定があわないからといって、ざっくりと人件費を削って、数字をでっち上げるってのは良くないという意図には大いに賛同できる。
それ、人の働きをリソース扱いせず、地面から沸いてくる湯水のように考えてない?? ってことになるからね。どうも経団連の方々をはじめとする、労働リソースの観点で色々と主張している方の一部には、この発想が強くて頭を抱えることになる。何というのかな、考え方の方向性が前世紀的、人手は二束三文で集まる、あるいは「一銭五厘の赤紙」的な考えが深層部分にあり、それが国内で出来なきゃ海外で......という単純な流れをしている、っていう感が否めないんだよね(あるいはこれこそ「デフレ的発想」なのかもしれない)。単発で人件費を削って成功したプロジェクト、事業があったとしても、それは運でしかなく、必ず遠からずのうちに破たんする。人は要だもの。精度の低い工作機器で作られ、ねじが緩んだ機械のようなもの。
そんな予算書が回ってきたら、スモークチーズを作るときのチップにくべてしまうといいのですよ。そのチーズを上司にお歳暮で送って差し上げたら、さぞ喜ばれるでしょう(*´▽`)
— 曹洞宗 千手院 (@senjuin1010) 2015, 1月 11
拙僧との約束だよ☆
— 曹洞宗 千手院 (@senjuin1010) 2015, 1月 11
にょろーん>>スモチ>>公式RT pic.twitter.com/HdLTBANRBo
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 1月 11
百歩譲ってその考えがこれまで通用する部分があったとしても、それはもう過去の話でしかなく、さらにそれが色々な面で弊害を生み出す要因となっていたことは、経験則から理解できるはず。「人件費を削る」ってのは、人材が劣化することになるから、その事案に対するリスクを上乗せさせる。その上、各人材への資金の動きが狭まるので、お金の流通量が減る。経済そのものの鈍化にもつながるのだよね。人件費ってのは見方を変えれば、各働き手に対する稼ぎでもあるんだからさ。
国外で生産するより国内で生産した方がいいってのも、この発想に基づいたもの。お金の周りは国内で行われた方が、国内経済にはプラスとなる。一方面の、狭い視野では無く、一歩引いて多方面から物事を考えなきゃいけないよね、という良い一例でもあるんだな、この人件費ってのはさ。
で。スモークチーズはあるかい?
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