「笑笑」と「笑・笑」、「・」があれば別物扱いだと思った...は通用しないのね

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現場から約600メートルの距離には、笑笑の福山駅前店が営業。笑・笑を経営する女性は取材に「店を始めた当初は付近に笑笑はなかった。『笑』と『笑』の間に『・』も付いているので大丈夫だと思った」と話した。

会社名を登記する際には当然その会社の所在地の管轄にある登記所に足を運んで、事務手続きをしなければならない。その際に、同一名のあるなしを調べ、さらに登記所側に精査をしてもらい、重複していなければとりあえずオッケーがもらえる(もちろん他に色々とルールはある)。

で、デジタルの世界のように「点がついていれば別物扱いされるから同一視はされないよねー」的な発想で名前を使ったけれど、お縄になったのが今件。まぁ、まだ「商標法違反の疑い」で刑が確定したわけではないけれど、これはアレであることは大体見れば分かる。

「・」は確かについているけれど、読み方は「わらわら」で同じ。居酒屋という業態も同じ。さらに看板では「・」は他の文字と同じフォントのようには見えず、なんだかミスか何かでついてしまったゴミのような感じになっている。これはダメだ。

他の理由があるのならともかく、今件の場合は「笑笑」の人気にあやかって「笑・笑」と名前を付けたのは明確(「大丈夫だと思った」と言及しているぐらいだから)。法律に詳しい人が周囲に居れば「ヤバいよ」といったアドバイスはしてくれたはずなんだけどな......。

まだ「藁・藁」とかいうのならセーフだったかもしれないけど、いや読み方からやっぱりダメっぽいか。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月15日 06:25に書いた記事です。

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