「明らかに肥満はまん延している」米マクドナルドではオーストラリアで「高級カフェ」をトライ中

カジュアルタイプっていうと最近では特にミスタードーナツが力を入れていて、ニューヨークスタイル云々っていう言い回しと共に色々と新商品を展開しているのが思い起こされる。例のクロワッサンドーナツもその流れの中で大ヒットしたもの。また、朝食がお気軽にとれるってことで、シリアルはこの数年の間に随分と浸透した感はある。

健康志向に伴いメニューのシフトを行うってのは悪くは無いけれど、そのシフトをした時に、果たしてマクドナルドである必要があるのか、という根本的な問題がある。例えば吉野家がBSE問題で一時牛丼を展開できなくなった時に、吉野家である必要があるのか否かという話が出て来たけれど、あれは「いつか遠からずに牛肉輸入が再開され牛丼が再販売可能となる。そしてそれは大いに受け入れられる」という確証があったためのインターミッション的な一時的シフトだったわけで。マクドナルドの場合は同じような状況ではない。そりゃ数十年単位で見れば、またソーダや甘味料を使った飲料が持てはやされる時代がくるかもしれないけどね。

......まあ個人的には、マクドナルドで各種シリアルが食べられる時代ってのも、悪くは無いと思うのだけど。