カリオストロ、偽札工場に火をつける場面いつもは、ザマァwwwって観てたけど、冒頭で「質が落ちている」「大量生産だとどうしても」「泣き言は聞かない、納期も伸ばさない」って会話を伯爵と執事がしてたの思い出して、納期目前に仕事場を放火される作業員の人たちの事かんがえたら凄く辛い
— 青煙 (@DisVilla) 2015, 1月 16
宮崎氏による作品の中でもトトロやナウシカ、ラピュタと並び、名作中の名作として繰り返し放映され、それに伴いさまざまな検証が行われたりパロディ化されたりネタ素材として使われることが多い「カリオストロの城」。先日もまた再放送的に放送されたこともあり、さまざまな感想が掲載されている。その中でも偶然といえば偶然なんだけど、複数同じような話が持ち上がっていたので、覚え書きも兼ねて。......まぁアレだ。残業代だの残業周りの話が持ち上がっていたので、連想しやすかったのかな。
「カリオストロの城」は国を支える紙幣に関する考察の点でも、色々と参考になる(これについては機会があればちょいとコメントしよう)。で、その偽造紙幣工場の冒頭のシーンで「いい出来ではないな このところ質が落ちていくばかりではないか」「申し訳ありません しかし今のような大量生産を続けては...」「やり直せ!納期も遅らせてはならん」と、伯爵と執事が取り交わす会話を思い返すと、その会話の後で突貫作業をさせられていたであろう現場の人たちの想いはいかなるものだったのだろうか、ましてや最後に火がつけられてしまうとなれば......というもの。
IT系事業、だけでなく多くの製造業関連で、上層部と現場責任者とのやり取り、そして現場責任者による作業員に課せられるであろう作業、その生成物に火がつけられる状況を想像すると、胃がキリキリと。こんなことを想像してしまうのは、やはり似たような体験を多かれ少なかれしているからなのだろうな(事業内容、生成物によっては、まさに言葉通り「炎上」ってのもあるんだろうな。アニメとかゲームとかで)。それだけ、世の中の実情を知る「大人」になったということか。
カリオストロ伯爵の「質が落ちている」「大量生産だとどうしても」「泣き言は聞かない、納期も伸ばさない」の偽札製造のやりとりって、どう考えても、アニメスタジオの怨念が込められているw
— 鐘の音@BOOTH新刊発売します (@kanenooto7248) 2015, 1月 17
リアリティとしてはこちらの方が近いかも。いや、実際こんな意味が内面的に込められているのだけど、フタを開けてみたら作品そのものの現場に限った話ではないので、共感受けまくりというタナボタ状態となったのかもしれないね。
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