「刀剣乱舞」の興隆で刀の専門書がどしどし売れて特需が発生しているとの話

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【「艦これ」などの面白さってここにある、のかな?】などでも触れているけれど、「艦これ」の流行で一つの流れが出来たことを受け、「城これ(御城コレクション)」と共に注目を集めているのが「刀剣乱舞」。要は刀とにーちゃんのソーシャルゲームで(ぶっちゃけすぎ)、どちらかといえば女性の方を向いている感は強い。

で、「艦これ」を多くの人がプレーするに連れて、登場する史実の品々に関して興味関心を抱く人が増えるのは当然の話で、そこから色々と波及する形で需要が生じる。「艦これ」をきっかけに空前のミリタリープラモやフィギュア需要が生じたのは記憶に新しいところ。「刀剣乱舞」でも刀系の専門誌に特需的な需要が発生しているようで、その筋の専門誌を山ほど出している新紀元社が嬉しい悲鳴を上げている。パッケージソフトならオマケの小冊子として基礎知識的にこのあたりの話を追加するってのもありなんだろうけど、ウェブとかではそれも難しい。


感極まるってのはまさにこんな事を言うのだろうな。パッケージソフトだったら「基本セット」という形でソフト本体に「名刀伝」などの冊子を付けてシュリンクしたベーシックセット的なものを本屋単位で用意したり、出版社・ソフトメーカーが限定販売するのだけど、ブラウザゲームではさすがにそれも難しい。将来電子書籍がさらに展開を果たせば、近い仕組みは作れるのだろうけど(さらにゲーム内にデータベースとして取り込めるとかね。無論電子書籍そのものとしても独立した上で。有料アイテム的に)。


指摘の通りではあるのだけど、そのためにはゲームそのものがヒットして、一定のパイを作り上げる必要がある。作品がヒットした場合、オリジナルの設定ではその作品周辺の環境しか盛り上がらないけれど、何らかのネタを現実の世界から取り入れた場合、そちらにも需要が波及する。それだけ周辺環境も騒がしくなるので、一層情報露室の機会が増え、流行が加速化する......と考えると、「艦これ」などの流行ぶりも理解は出来る気がする。

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