どうしても欲しかった同人誌が中古でプレミアついてて5000円とかするんだけどそれでも無理して買ったら後で総集編として収録された奴が出たりね。
— nino (@ninouchiirazu) 2015, 1月 25
先日の【雑誌掲載後に単行本化されない可能性と、読者側の「雑誌」か「単行本待ち」かの判断と】の話にもある通り、出版業界のさまざまな状況変化に伴い、単行本はますます手に入りにくくなっている。重版がされないのは当たり前、初版刷数も大したものでは無く、発売直後に買い逃すと、あっという間に「存在はしているはずなのに、どこにもない」的な状態に。
同人誌でも状況にあまり変わりは無く、作者先生のサイトやファンサイトにはその本の存在、サンプルなどが掲載されていても、本紙そのものが見つからない。たまにオークションサイトで出展されていても、定価の数倍もの価格がついていることもざら。商業誌以上に冊数は少ないから、欲しい度合にもよるけれど、手を伸ばしてしまうことも。
で、買ったら買ったでその後総集編が出て、自分がプレミア価格で買った作品がそのまま収録されて、凹んでしまった上で、なおやはり再度購入してしまうファンのサガ。「ファンサーガ」というと何だかカッコイイけれど、お財布の中身は厳しい。
名作だけと絶版との話で方々を探しまくってようやく古本を見つけて高値で調達したら、ほどなくして絶版マンガ図書館で配信を始めたりとかね......(´・ω・')
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 1月 25
商業誌でも有名どころの作家になると短編集は結構色々な切り口・編集構成で発売されたり、連載ものは1冊あたりの収録話数を変えて再発売されるってことも結構ある(まぁこれは小説でも変わらない)。さらに、そのような再編集による再発売が無さげなタイトルで、新本は当然見つからず、ようやく古本で見つけたと思ったら、絶版マンガ図書館で配信が始まっていたり、とかね(笑)。
まぁ、絶版マンガ図書館に関しては、配信が始まったら始まったで、作家側にさまざまな恩恵が生じて、その結果、該当作品の続編が生まれる可能性も生じるのだから、悪い話ではない。この無常感をむしろ、購入した人だけが得られる特典みたいなものだと考えれば、それはそれでありかなあ、とも思ったりする。
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