スケブじゃないけど冬コミでやってみた住所記入済みハガキを預かって返送するシステムはいろいろと都合がよかったのでもう今後はこれで行こうかなとちょっと思った pic.twitter.com/7mJQc1H5bJ
— ねこまた (@nekomata) 2015, 1月 26
「スケブ」とは元々スケッチブックの略で、色々なラフ絵などを描きためるための落書き帳みたいなもの。ちょいと厚手の紙で出来ており、美術の授業を受けたことがある人なら、一度ならずとも手に取って使ったことがあるはず。絵を描きためて、他人に見せるのにも適していることから、ステージ上のイベントで時間進行の人が役者などに状況を知らせたりする他に、同人誌即売会でその場で先生などに記念として絵を描いてもらう場合にも使われる。まぁ、パスポートに色々な観光地の判子を押したり、トランクに行先のシールを貼るようなもの。
一方、このスケブ周りで、昨今色々と問題が出ているという話(詐取とか、受ける受けないのやり取りの上でのいざこざ)も見聞きする。元々その類のはあったんだろうけど、最近増えてきている感はある。で、時間の制約もあるし、なんだったら......ということで、これも一つの手法として紹介されていたのがこれ。
スケブの場合はその場で描いて相手に渡す。今件はその場では予約的なものとして、渡す側の住所氏名などを書いたハガキを預かる(渡す側はあらかじめそのハガキを用意しておく)。受け取った側はそのハガキに、スケブに描くのと同じようなデザイン的なものを、年賀状として返信するというもの。
お願いする側はサイズが限定されてしまう(ハガキだからね)けれど、即売会などのドタバタ感の強い場で描き手側の時間を拘束させることもなく、しかも年賀状として受け取ることが出来る。
描き手側に住所などのパーソナルデーターを渡してしまうことへの不安とか、ハガキを受け取る場で枚数制限をしておかないと描き手のキャパシティの問題があるとか(印刷すりゃいいじゃん、という意見も出てくるかもしれないけど、それだとスケブとしての意味が......)、色々まだまだ試行錯誤の余地はあるけれど、選択肢の一つ、発想としては面白いよね。
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