席についた途端「ねえ、脇差なに使ってる?」と聞かれ、ごく普通のオタク飲みのはずが急に意識の高い武士の集まりみたいになったのが今日のハイライト
— 398 (@ponde_sakuya) 2015, 1月 24
先日【「刀剣乱舞」の興隆で刀の専門書がどしどし売れて特需が発生しているとの話】で触れた通り、オンライン・ブラウザゲームの界隈では、「艦これ」「城これ」と共に、「刀剣乱舞」という刀をテーマにしたゲームが盛り上がりを見せている。まったくの仮想世界の話では無く、現実の世界に存在する物品をテーマにしていることから、その部分がリアルとの接点となり、世界観は広まりやすく、色々と話が膨らみ、話題性にも富むようになる。歴史ものシミュレーションゲームが流行りやすいのも、それが一因。
で、今件ではその「刀剣乱舞」を使っている人達による飲み会での集まりの会話の中で、「ねえ、脇差なに使ってる?」というか言葉が交わされたというもの。知っている者同士ならゲーム内での話ってことで盛り上がりを見せるのだろうけど、はたから見聞きすると「脇差」という言葉自身は知られているし、実物も存在することから、「なにやつ?」と驚かれたり、指摘の通り江戸末期に武士たちが飲み屋でかわす会話のように思えてしまう。
これが例えば「サブソードなに使ってる?」とかなら普通の人には首を傾げる謎の言葉で終わるし、「副砲なに使ってる?」ならある程度認識はできるかもしれないけれど、人が実際に装備するわけじゃないからゲームか何かというのは分かる。脇差は実際に人が持つものだから「!?」となる次第。
まぁでも良く考えてみれば、ゲームの世界に限らず、専門的な趣味趣向の世界では、概してこんな話は出てくる。それが専門分野だけの言い回しなのか、それとも世間一般にも通用しうるものなのかで、ちょいと周囲の反応が異なる、違和感が出る・出ないかということ。
@ponde_sakuya @azudra 二尺八寸 佐村河内守 義則ですけどもなにか?
と返しますなwwww
— はげガッパ(500kg) (@feintoperations) 2015, 1月 26
......アレだ。こういう類の、「知っている人には分かる言葉」でやりとりすること自身、優越感を覚えさせるものがあるんだろうな。世界を共有しているという、いわば同朋意識ってのかな。ゲーム系のサークルに属していた人なら、物凄く良くわかるはず(当方含む)。
ただ、場合によってははたから見たら、とても危ない言い回しの応酬になることもあるので、それなりに気を使った方が良いことはいうまでもない。ゲームの世界の中の話、と周囲の人は分からないからね(汗)
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