こういう機能って、便利だと思われがちだけど、人間ってそれほど合理的なものではないから、「嫉妬」等、妄想の種になるだろうな。>
Twitterの新機能:グループダイレクトメッセージと動画の投稿 https://t.co/jzO5TWbC7G @TwitterJPさんから
— タクラミックス (@takuramix) 2015, 1月 28
ダイレクトメッセージは、Twitterでつながっている他の方々やブランドとの会話の場です。グループでダイレクトメッセージをやりとりできるようになったことで、Twitter上でのコミュニケーションに新しいスタイルが加わりました。
先日外電で広告媒体としての価値が再検証され、色々と将来性に関して疑問符を投げかけられた話が伝えられている通り、ツイッターの業績は必ずしも良いモノとは言い切れない。パッと見、つぶやきの連続である以上、個々の情報への執着が弱くなるため、広告媒体としてのインパクトも弱いとする判断によるものらしい。
そのような分析や、実際の業務成績などもあり、去年あたりからツイッターではこれまで以上に多種多様な機能をぶち込み、多分に利用者からは「余計なお世話」的なツッコミを受けている。もっと色々な、賢い収益各方法もあるのでは、と思うのだけどね。
今回発表された2機能のうち、短時間動画の導入は正直期待したいところ。上手い仕込みを行えば、これまでツイッター上で使われていた他の動画ポータル、例えばYouTubeやニコ動などからツイッター上におげる動画の主導権を奪える可能性がある。管理面の切り盛り次第だけどね(画像周りは正直、上手くやっているとは言い難い。管理が面倒だし)。
一方「グループダイレクトメッセージ」は、言いたいことは分かるけど、賛否両論だろうなあ、という感はある。要はこれまでのダイレクトメッセージが1対1だったのに対し、特定少数のみが閲覧できるメッセージボックスを用意するようなもの。ぶっちゃけLINEみたいなもの......と解釈すればいいのかな。ただ指摘にある通り、色々とトラブルも巻き起こすリスクはある。
既読通知だけで嫉妬を振り回す。
ログイン時間を見て妄想を振り回す。
グループ機能があれば、自分が仲間はずれになってるんじゃないか?と疑う。
そういう事例って、ものすごく多い。
マトモだったはずの人が、それで壊れてしまう場面って、珍しく無い。
— タクラミックス (@takuramix) 2015, 1月 28
自分の心の操縦法ってものを、その必要性すらも理解してない人が多い。
必要性も認めないんだから、当然、習得しようともしない。
そういう状況下で、
人の心に入り込むサービスがどんどん商業化されていく。
困ったことに、人の心を壊すようなサービス程、人気が出るし金になる傾向がある。
— タクラミックス (@takuramix) 2015, 1月 28
沢山の中の一人なら、よくあることだし他の人もそうなんだろうなということで、あまり気にはならない。しかしある程度見聞きしている人たち、少数のグループの中で一人であることに気が付くと、孤独感が強くなる。猜疑心も大きなものとなる。「知らない人達とは別の仕切り内」では無く「知っている人たちと別扱い」だから。
そして指摘の通り、「便利さ」のみが前面に押し出されて、利用者の心境まで踏み込んでそのプラスマイナスを考察せずに導入されてしまう機能がきっかけで、サービスそのものの優位性がかえって減じられる事例ってのは多分にある。ゲームで戦略の方向転換を果たしたmixiの、それ以前の数年間における大迷走が良い例。上の指摘では「人気が出るし金になる傾向がある」としているけれど、当たりが出るとその通りになるものの、多くは空振り三振的なものになってしまう。
ツイッター上での話でこの言葉を使うのは違和感を覚えるけれど、まさに日本ではこの言葉が一番よくわかるであろう「mixi疲れ」的なものが、今後ツイッター上でこれまで以上に大きな問題となるのかもしれないな......と思うと色々と不安を覚えたりもする。
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