身に覚えのある人、手を上げて...積み系読書家の心得とはなんだろう

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先日節約アドバイザー的な人がドヤ顔で「本棚無駄過ぎキリッ」「本はどんどん捨てましょうキリキリッ」的なことを語ったことから、愛読者や積み本な人達から猛反発を受けたという流れで、読書家......というか積み上げ系読書家の心得的なものを。ケースバイケースな部分も多分にあるけれど、ああ、その通りと納得できる人も多いはず。また、「え、そうだったんだ」と気が付き、状況を改善できる点もあるかも。


書籍を貯めるとスミソニアン博物館的な状況となりうるってのは人の業的なところがあるのだけれど、それゆえにオシャレな状況はすっぱりと諦めるべき。整理をした時点できれいに収納できても、その直後から状況は流動的になるからね。色々なシリーズが加わったり、増刊号が登場したり......。

また、紙ってのは案外重たい。書籍はそれがぎっしりと詰まっているから、いわば大きな重しの積み重ねが起きるようなもの。床の耐久力を考えないとえらいことになる。床が抜けた、歪んだという話は笑い話や冗談話ではなく、何度となく見聞きしたはず。


カラーボックスはかなりのトラップ。一見お手軽で追加増強も容易ですぐに手に入るので、さくっと書籍を収納するのに使ってしまいそうだけれど、実際に使い始めるとごく特殊なパターンでしか有益性を得られないのが分かる。中途半端な大きさで深さがあり、空間を無駄遣いしてしまいかねない。大きめな書籍はぎりぎり入らない。しかも一定時間が経つと、あるいはちょいと重いものを乗せると歪んでしまう。積み重ねも難しい。結局、図書館にあるような、ステンレス製のがっちりとした本棚が望ましいってことになる。


最後は捨てるか否かを決める際の判断基準。あくまでも一例、参考事例として、これを元に自分自身のガイドラインを作るのが一番。......全部残すってのが一番楽なんだけどねえ。それができれば苦労はしない(笑)。

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このページは、不破雷蔵が2015年1月31日 08:34に書いた記事です。

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