【YouTube映像に関するお知らせ】2014年5月27日にお知らせした通り、YouTubeにおける任天堂著作物の利用を希望される方に向けて、広告収益の一部を受け取ることができる「Nintendo Creators Program」を開始いたしました。 (1/2)
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) 2015, 1月 29
【YouTube映像に関するお知らせ】 「Nintendo Creators Program」に関する詳細は、以下のサイトをご覧ください。https://t.co/LQ8MfXo3H2 (2/2)
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) 2015, 1月 29
これまで任天堂ゲームのプレイ動画など、任天堂の著作物が含まれる動画から得られる広告収益は、YouTubeのルールにより、任天堂に付与されてきました。あなたが任天堂著作物を含んだ動画を作成・投稿される場合、本プログラムにあなたのチャンネルや動画を登録することで、当該動画から得られる広告収益をあなたと任天堂とでシェアします。
今なお多数の違法・不法動画が掲載され続けている昨今においては、正直者が馬鹿を見る状況が続いていることもあり、どこまで浸透するか賛否両論的なところもあるのだけれど、ともあれ本格的に繰り出したという点では評価できる、任天堂の新たなムーブメント。
ケースバイケースではあるけれど、概してゲームを遊んでいる状況を撮った映像は、著作権はそのゲーム販売・配信会社側にあり、その動画を用いて収益を得ようとすると(「やってみた」とか「攻略」とかいうタイプが好例)、版元に広告収入が添付される形となっている。アマゾンのアソシエイツプログラムの利率がドーンと下がったことで制作側のモチベも奈落に落ちた事例や、ネイバーまとめに関する「Wikipediaみたいなもんだから別にいいじゃん」「なら制作側への報酬を取りやめるのが筋でしょ」「ぐぬぬ」などのやり取りにある通り、対価は制作側の動機づけになる。
で、任天堂側が「総取りじゃなくて分け合う形にするから、もっと沢山いろんな動画をアップしてみてはどうかな」と提案した形となったのが今件の仕組み。GoogleアカウントとPayPalビジネスアカウントが必要なのがちょいと面倒だけど、支払い周りの事務のためと身元のチェックのためだから仕方がない。
気になる比率は、「原則としてチャンネルが70%、動画が60%」。要は任天堂側はチャンネルなら3割、動画なら4割を版権料として受け取るということ。チャンネルでまとめた方がたくさんアップしてくれるだろうってことで、制作側がいくぶん有利になっている(利率は変更の可能性あり)。
色々とルールが定められているのでそれをチェックする必要はあるけれど、これまでゲームプレイ系の動画を創っていた人には、確認する価値はあるお話に違いない。
......本当はCESAあたりが乗り出して、家庭用ゲーム機用ソフトすべてに対し、こんな感じのプログラムを設立するのが一番めんどうが無くて良いんだけどね。
コメントする