もしも2015年に初めて「機動戦士ガンダム」が製作されたとしたら、セイラさんは「わらわは?じゃ!」口調なんだろうな。フラウ・ボウは語尾に「?だニャア。」がつく幼なじみキャラで、ハロは美少女型アンドロイド。
— はぁとふる売国奴 (@keiichisennsei) 2015, 2月 22
アニメやら漫画やら小説の企画は、創り手が純粋に「こんなのを創りたい」という発想の下で構築される以外に、その時代の背景が色濃く反映されたり、ターゲットとなる層の需要に合うような軌道修正が求められる。さらに作り手側もそのトレンドを前提に設定を行うことも少なくない。最近では「寄生獣」の原作とアニメの違いで色々と考察がなされたけれど、まさにそんな感じ。スマホをはじめとしたメディアの変化もあるし。
で、今では実物大の造形まで作られるようになった「機動戦士ガンダム」が1979年では無く2015年にはじめて製作されていたら......という話。世の中のアニメ系トレンドを考察した上で初期設定を考え直すと、確かにそんな気がする。かつ、セイラさんは眼鏡。
そしてアムロは挫折せず、ブライトさんは部下にも頭を下げまくる。各モビルスーツはさまざまな必殺技を放つ武器を続々と持ち出し(キャラクターグッズ販促のため)、OPはAKB某が歌う。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 22
「アムロは挫折せず」ってのは、先日ちょいと話題に登った話で、昨今の子供向けテレビ番組などでは「主人公が挫折するのはウケない。挫折して立ち直るまでの間、見続けるのが辛くなる。こらえ性がない」という類の話が成されていたのを反映したもの。この傾向は昨今に始まった話では無く、数年前から結構見聞きしてた気がする。
「ブライトさんは部下にも頭を下げまくる」は上司に当たるブライトさんが鉄拳制裁や厳しい口調で叱咤激励しようものなら、ブラック企業だなんだというクレームが入りそうな感じだからってのが理由。モビルスーツの武器や曲云々ってのは、まぁ、あれだ。連動する形でのビジネスには色々と小道具が必要だよね。さらにそれらの武器を使う際には、必ず必殺技名か武器名を利用人物が口にする。「くらえ、高出力レーザービーム」「このパワフルヒートアックスの威力を受けてみよ」みたいに。
......あー、なんだか全然ガンダムっぽくない(汗)。なんだかパチモン臭さがぷんぷんと漂ってきた。
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