自前の画像をツイッター上にアップしている人は要検討・パクツイbotの打倒ツール「パクツイスレイヤー」

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ツイッターはお気軽な意思表示、情報公開、作品披露の場として使い勝手がよく、優れた作品の場合の拡散力が大きな利点があることから、文章や写真、映像の創作者が多数その作品披露の場としても用いている。また気軽に絵日記的な形で写真などを掲載し、それがいつの間にか多くの人に知られることとなり、注目を集めることもある。ブログよりも手軽に出来る点から、数枚の写真を使う限りでは一番好まれるみたい(写真数などが増えてくるとフリッカーなどの方がよいみたいだけど)。

一方で各種APIやらアプリを使って、それらのコンテンツの魅力を横取りする、パクリツイート、略してパクツイをする人も後を絶たない。手動でパクる、自動でパクる、あたかも自分が創生したかのように写真などを再掲載する、出典元を明記しない、さらには勝手に解釈を加えて作品そのものを台無しにしてしまうなどなど、パターンは多種多様。

パクリツイートに関しては現在のところ、その旨を逐次ツイッター側に通達し、それが複数回に渡る悪質なものだと判断されればアカウントそのものの凍結に至る、のだけどこれがかなり面倒くさい。相手はアプリで自動的にやっているかもしれないのに、被害をこうむった側は手動で手間をかけてやらなきゃいけないのは理不尽極まりない。とはいえ、パクられたままでは自分のコンテンツが悪用され、そのコンテンツを好きになってくれた人の気持ちを裏切り、何より創作者が得るべき利益が不当に奪われることになる。この辺りは例の自称キュレーションやら自称バイラルメディアやらネイバーまとめやらまとめサイトの一部と同じ。

今回うだま氏が用いて盗用アカウントの凍結を果たし得たツールは、先のナカシマ氏が開発した「パクツイ通報支援ツール パクツイスレイヤー」。盗用がオート化されているなら、著作権侵害報告フォームもオート化してしまえという、いわゆる諸刃の剣的な考え方。このツールを使わねばならないようなコンテンツ、特に画像を公開してパクられている人は全体から見れば少数かもしれないけれど、盗用botの類は次から次へと沸いてくる現状を考えれば、需要は必ずある。心当たりがある人は、利用を検討してみてはいかがだろう。

なお現在は「ムラハチ」なるツールを開発中とのこと。例のDMCA周りかな。でもこれ、ちょっとした根本的なシステム上の欠陥があって、DMCA侵害申請はちょいと躊躇してしまうところがある。まぁ、「自称キュレーションやら自称バイラルメディアやらネイバーまとめやらまとめサイトの一部」にバカスカと適用されて、まとめて検索から除外されれば、検索結果も随分と良いものになると思うのだけどね。ノイズが増えすぎて、今は超ダメダメモードだから。特にネイバーまとめとまとめサイト。検索側もWikipediaと同格に扱うなよという感じ。情報の確証度がまったく違うでしょうに。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年2月18日 07:47に書いた記事です。

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