省電力型のLED信号機、雪国での弱点とは......

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以前紹介した記憶もあるのだけど、また話題に登ってきたので覚え書きも兼ねて。昨今急速に浸透しつつあるLEDタイプの信号機、最近ではより発光性能に優れて見やすいタイプのも登場している。で、電力消費関連では良いことなのだけれど、それが仇になった事例。

要はこれまでの電球タイプで生じていた発熱がほとんど無くなったため、その熱が結果として融雪効果を生み出していたのだけれど、それが無くなったことから、雪が貼り付いてしまって信号そのものが見えなくなってしまうトラブルが生じている。もっとも見方を変えればこれは積雪地域だけの話であって、他の地域では問題なし。

指摘にある通り、元々電力消費量を少なくするためのLEDを用いる一方で、雪を解かすための電力を融通するのはナンセンス。何らかの別の方法で雪を排除するなり付着しない工夫が求められる。「透明な材質の開発」。論理的に可能か否かは分からないけれど、もし開発出来たら雪国事情が大きな変化を遂げそうな、面白い発想。普通の住宅の屋根や壁などに用いてもいいわけだからね。


以前話題に登った時には、信号機に傾斜をつけて......という対策法だった気がするけど、それでは無理な状況らしい。着雪防止剤もあるということだけど、使われていなかったってことは、知名度が低いのか、別の問題があるんだろうなあ。

何にせよこの類のトラブルは、起きてから分かるってのが案外多い。随時対策を練る必要があるけれど、その過程で広域に活用できる技術が生まれることもある。今後に期待したいところ。

追伸:
こんなのがあるそうな。工夫ってすごい。


なるほどねえ。コロンブスの卵だわ、これ。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月 1日 06:24に書いた記事です。

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