インフルエンザの流行と記者が、個人が、皆が気を付けねばいけないこと

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 大湯リハビリ温泉病院(鹿角市)のインフルエンザ集団感染で、大館保健所(相沢寛所長)が確認を怠り、複数の死亡者発生という「重大情報」を公表するのが遅れていたことが30日、分かった。


県の「健康危機管理感染症マニュアル」は、集団感染で2人以上の死亡者が出た場合、必要に応じて公表する、としているがこれを怠った。


先日ちょいと触れたけど、今年度はインフルエンザの流行が大きなものになる傾向がある......というかすでにその状況にある。当方も通院をする身なので他人事じゃない。待合室などでマスクをしたり咳き込んでいる人を多分にみかけるからね。で、医療側のリソースは有限。だから個人ベースでも出来ることは積極的にやっていかなきやならないし、下手に騒いで世の中をかき回すのも得策では無い。

今件もケースバイケースで判断する事案で、その選択肢のうち片方を取らなかったから「これ、良くない」と糾弾し、相手に頭を下げさせた感じ。そして指摘にある通り、インフルエンザでも毎年死者は少なからず出る。単に報道されていないだけ。


この後で触れるかもしれないけれど、特に報道周りの劣化が目立つ。本当に必要な情報では無く、とにかく目立つように、とにかく楽ができるように、とにかく精査の必要が無いようなものをという雰囲気が多い。震災周りで「報道も専門分野に関する記事で頑張っているから」と弁明する意見が一部記者から出ているけれど、こんな感じなのが日常茶飯事に出ている状況を見ると、色々と想うところはある。

「これらの状況見ると、プロのレベルじゃないよね? 」みたいな。あるいはプロのラインそのものが下がっているのかもしれないけれど。あるいは元々そんなもんで、そのラインを見極める本職や専門家の声が読者に届くようになっただけなのかもしれないけれど。


「そんなバカな」「極例外的な話でしょ」「妄想乙」という反論があるかもしれないけれど、当方が入院していた時の実体験、そして通院している際の待合室での状況を思い返すに、まったくもって今件の話は否定できないのが実情。当方が病院に行く時にマスクを欠かさないのは、自分が風邪をひいたり咳き込んでいるからではなく、病院でそういう類の方々と遭遇する機会があるから。「子供がそこまで咳き込んでいるのなら、せめてマスク位させようよ......」的な情景には何度となく遭遇している。

買い物の時の同伴と同じ理由で、大人だけでの行動が難しいから、という理由もあるだろう。そして実際に感染させてしまっても、元が特定されにくいので、責任論が発生しにくいのも、子供の立ち入り関係が横行してしまう一因。風邪を他人に移しても、自分が治るわけでは無い。そしてそれは医療のリソースを浪費させることにつながるだけでなく、複数の人のリスクを上乗せする。注意をするに越したことはない。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月 2日 07:47に書いた記事です。

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