雑誌の早売りからの情報は拡散しないでくださいね、ホント......。
— 前Q(前田久) (@maeQ) 2015, 2月 2
雑誌の早売りからの情報を拡散するのは、写真とかスキャンは勿論もってのほかですけど、いわゆる「文字バレ」だってアカンですよー。特にプロの方は、お気を付けください。ルール違反にお墨付きを与える形になってしまいますので......。
— 前Q(前田久) (@maeQ) 2015, 2月 2
紙媒体の雑誌は基本的な発売日が定められているものの、地域によっては一日、二日遅れでの発売となる。そのタイムラグを極力なくすため、各本屋などへの配本は発売日より前になされることが多い。例えば月曜発売の雑誌が金曜の夜に届くとかね。その代り、正規の発売日までは絶対に売らないようにとの約束をする、のだけれど、本屋によってはそれを破ることもある。これがいわゆる「早売り」。
例えば月曜発売の週刊誌に掲載される情報が第一報のはずなのに、金曜の夜から話がネット上に浸透することがある。最近では大手のニュースサイトでも「云々という話が広まっている」という前書きで報じてしまうこともある。
「ネット媒体は瞬時に情報が伝達されるからしゃーないやん」という見方も出来るけれど、これが繰り返されると「んじゃそーいうことが無いように、日付的な事前配本は極力控えようか」という対応をせざるを得なくなり、地域によるタイムラグが拡大するリスクが生じる。また、広報展開の上でも、雑誌社側と関連企業との間のトラブルの元になるかもしれない。
くたびれたので一応だけ申し上げますが、どれだけ嬉しい情報でも、未発売の雑誌のキャプチャ画像をネットに放流する、RTするのはどうかおやめください。回り回って、情報告知そのものの媒体の首を絞めることになるので。
— 小太刀右京(公開) (@u_kodachi) 2015, 2月 2
御理解いただきづらいのはわかりますが、雑誌の記事もマンガや小説と同じように、精魂込めて書いてるライターやデザイナーさんや編集さんがいて、相応の時間とお金がかかっているものなのです。違法コピーで撒かれると、本当に、困るのです。
— 小太刀右京(公開) (@u_kodachi) 2015, 2月 2
早売りの場合はまだ実物があるからいいのだけれど(買い手にとっては正規の方法で調達したのだし)、中には配本前のデータなりが漏洩することがある。まぁ、家庭用ゲーム機とかスマートフォンでも最近は増えてきたのだけれど。「神と呼ばれたいから」「ちやほやされたいから」という心境は、昨年問題視された炎上周りの考え方と同じなんだろうな。
これが何度もなされると、企業側としては愉快な話ではないので、さらに情報の秘匿化が進み、規制が厳しくなる。雑誌側には負担が増え、あるいは企業側との信頼関係が損なわれ、情報が提供されなくなる可能性がある。さらにその類の話では、ごく一部の情報のみが抽出されるので、実態とは異なるイメージ、情報が拡散してしまうかもしれない。色々と台無しになってしまう。
知りたい、見たいという欲望は尽きぬところを知らないのは事実。これは仕方がない。でもそれを前のめりになって求めていると、結局回りまわって自分自身の首を絞めることにもなりかねない。容易に情報の拡散が出来るようになったからこそ、改めて気を付けねばならないのだろうな。
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