雁屋氏がどんなにあがいても、早野先生をはじめとする現場での取り組みの前では霞む。そういうのが可視化される時代になったのだ。
— 小比良 和威(マップス普及委員会) (@ohira_y) 2015, 2月 2
Twitter以前ならリアルタイムに早野先生の取り組みや情報発信を、知ることもできなかった。インターネット以前なら、行政の発信情報を直接手にできるのは限られた人々だった。情報の質と量が不足していた頃なら雁屋氏の『活躍』する余地はあったろう。
— 小比良 和威(マップス普及委員会) (@ohira_y) 2015, 2月 2
思想や政治など微妙な事案を、他のエンタメの界隈に持ち込んだり、権威や威光を悪用しようとするといかなる結果となるのかを、身を持って知らしめてくれた「美味しんぼ」問題。原作者の某氏が先に問題視されたシリーズ部分について再び書籍を出版し、それが時事通信で「論議を呼びそうだ」と煽り立てる形で伝えられたことによって、色々と話が出ている。その書籍自身はよりによって某氏自身が作った出版社であることを考えれば、それが何を意味しているかは容易に分かりそうなものだけど。
そのような動きがあってか、その「あがき」に対してなるほど感を覚える解説が。まあ確かにネットが浸透していない昔ならば、騙され、振り回される人も多かったのだろうし、今でもあまりネットに触れていない層(シニア層の一部)などは、信じ込んでしまうのだろう。出版社がアレなので、普通の本屋で入荷するか否かはともかくとして。
インターネットの力を過信するのは問題であるし、得られる情報も珠玉混合なので、仮にネットに触れていても、それでもやはり某氏の言を信じ込み、書籍を調達し、さらに信奉する人もいるのだろう。ある意味、悪質な新興宗教的なもので、一定数の「信者」がいれば、活動の継続は可能になる。有料メルマガでもよくある手。
とはいえ、指摘の通り現場の誠実な取り組みを公知できる点では、やはりネットの存在は大きい。両者を比べて、某氏の方が輝いているように見える人は、どのような状況でもやはり平伏してしまうことだろう。それは仕方がない。情報を得られれば正しく判断できる人に、その判断がかなう情報が得られる機会が生じたことは、やはり大きいのだろうね。
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