例の中東の某団体が宣伝に使っている画像や映像をシェアするのは止めよう、という話

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こちらも先日ヤフー個人ニュースのオーサー権限によるコメントで言及した話ではあるのだけど、例の「ISIL」では動画や画像を積極的に「広報宣伝活動」に用いている。そしてそれらを報道ソースとして用いて伝えることで、喧伝したい内容がより多くの人の目に触れ、耳に入り、情報として浸透することになる。ある意味効率的なプロパガンダで、報道行動が間接的に、彼らの悪しきアプローチを手助けしていることになる。

報道そのものとの兼ね合わせ、天秤、さじ加減ということで非常に難しい話ではあるのだけど、映像・画像の訴求力の強さを自認した上で報道の職についている人たちは、自分達の持つ剣が諸刃の剣であることを知っており、今件のような事案では上のような動きを示している。欧米の諸メディア(アルジャジーラも然り)はほぼその不文律、倫理観にそった姿勢で展開中。

ところが日本ではまったく正反対の動き。テレビなどの影響力の大きいメディアや、一部のジャーナリストな方々は、彼ら、ISILが望んだとおりに各種映像を繰り返し、それこそ啓蒙・洗脳素材のように垂れ流している。報道の本質を理解していないのか、受ければ良いと思っているのか、それとも世間を騒がせることが目的で、中身は何でもいいのか。いずれにせよ、問題ある行動には違いない。


現在は映像のほとんどが復旧しているけれど、先日こんな話もあった。「暴力に関するYouTubeのポリシーに複数回のまたは重大な違反をしたため、このアカウントを停止しました」という説明から、今件と関連があるのではという話もある。実際の理由はいまもって不明だけれど、今件に絡んだ可能性もゼロじゃない(憶測でしかないけどね)。他局と比べてテレビ朝日の「がんばり具合」はあちこちから指摘されているから。

まぁ個人ベースからでも始めることはできる。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月 5日 07:32に書いた記事です。

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