昨日、帰りに寄ったスーパーで
「ジバニャン買って!」
と泣いて床に寝て暴れる男の子を、冷静に見下ろしながら写メ撮ってるお母さんを見た。
「なんで写真撮るのお!」
「将来お前のお嫁さんに見せてやるの」
「ダメえ!」
男の子は立ち上がって、涙を拭きながら「嫌われちゃう」って呟いてた。
— ひひぼん@?( 'ω' )? (@hbkyk) 2015, 2月 3
YouTubeなどの動画投稿サイトや、ソーシャルメディアへの画像投稿がごく当たり前のものとなり、ネタ的なものをアップロードしてウケを得るという「注目されたい症候群」的な行動が問題視されている。報道でも「撮ってる暇があったら助けろよ」的な問題が提起されることがあるけれど、それに近いモノ。子供が泣き叫んでいる様子をただただカメラに捕えるだけで、何も手助けしない保護者。映像としては良い作品かもしれないけれど、保護者の立場としてはどうなのよ、的な......って書いていて気が付いたけど、このパターン、昔から「読者ビデオ投稿」の番組とかであったので、結局それが普及した、ハードルが低くなっただけの話か。
で、今件もその類の「問題視される保護者」の話かなあ、と思っていたら。
投稿がどうとかいうものでは無く、子供のしつけのためでした、という話。しかも見せる相手を「子供のお嫁さん」と明確に認識させ、今自分が行っている行動が恥ずかしいものであること、他人に見せたくない所業であること、その上、止めることが自分自身にプラスとなることを分からせている。
これが単に「ようつべに投稿しちゃうよ」とか「お父さんに見せてしかってもらうからね」だったら、単なる「保護者の問題活動」としてツッコミが入っていたかもしれない。子供の将来のお嫁さんに見せると指摘し、子供自身に自分が今していることが良い行動か否か、恥ずかしい行動なのか否かを判断させている。この巧みさにはちょいとばかり感銘を受けた。
まぁ、子供自身がある程度おませでないと、効果はないかもしれないけど。
コメントする