今後「ハードディスクが飛んだので休載」なんてのも出てくるのだろうか

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統計を取ったわけではないのだけれど、昨今ではデジタル処理をしている漫画家先生の方が多い気はする。編集部サイドとの原稿のやり取りもデータ化しているのも多いだろうし。各先生のツイッターやFacebookの書込みを見ても、原稿を送った、届けてきたという表現より、原稿を送信したとの表現が目立つ。なんだか不思議な感じはするけれど。

で、デジタル系での原稿制作が浸透する以上、こんな感じで漫画の休載の説明文章に「作者急病」では無く「作者のハードディスククラッシュ」などという文言が使われるようになる日もそう遠くないような気がする(すでに「やる気が無いので」というのはあったようだけど)。ハードディスクが飛んだってのは多くの人にとってリアルさを覚える話なので、同情感もある。無論「データをやりとりするビジネスなのだからバックアップはちゃんとしておかなアカンやろ」というツッコミもあるに違いないけれど。

ただ、実際にデジタル系で作業をしている人なら分かるけれど、結構データレベルでも紙ベース同様に致命的なミスをやらかしてしまう・遭遇することはある。バックアップとマスターの双方が同時に飛ぶとか、マスターで致命的ミスを犯したけれどバックアップがあるから大丈夫と思っていたら、バックアップもミスの状態で上書きしていたとか。結局バックアップも保険の類でしかなく、万能のリカバリー法ではないからね。リスクの体現確率を減らすだけ。


同時に作家先生には猫を飼われている人も結構いるので、こんな感じの説明も出てくるかもしれない。ただこれでは余程の著名な人、あるいはネタとして許容される人でないと、読者から総ツッコミがあるだろうなあということは容易に想像が出来るよね(笑)

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このページは、不破雷蔵が2015年2月14日 08:37に書いた記事です。

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