ファミマの「コンビニタクシー待合所」計画、行政も絡めばいいのに、的な

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先日本家サイトで紹介したファミリーマートによる実証実験、コンビニをタクシーの待ち合わせ場所にしてしまえ計画【コンビニがタクシー乗り場になりました・ファミマと日本交通が手を組みタクシー呼び出しサービスを都内で実証実験】。採算性を考えるとまずは利用客が多くなるであろう人口密集地帯から始めるのは利にかなっているけれど、いわゆる「買い物困難者」解消策の発想としては面白い。

元々点在している建物を拠点化するという発想としては、他に郵便局なども良く用いられるけれど、コンビニはカウンターコーヒーの導入に伴いイートインスペースが急速に普及した関係で内部待機スペースが用意されることになったし、多くには駐車場も備わっているのでタクシーの乗りつけも容易。利用時間帯も長いし、タクシー側もコンビニは良く使っているので躊躇することが無い。

コンビニ店員の負担が増えるなどの心配はあるけれど、それは逐次投入リソースを増やすしかないということで、残る問題は利用側のコスト問題。やはりそれなりに料金がかかると、利用を躊躇してしまうかもしれない。

ってことで、フラッシュアイディアではあるのだけど、補助対象となりうるシニア層や妊娠中、出産後の女性がいる世帯に対し、専用のタクシーチケットを配布するというのもアリかなあ、と。遊びなどに流用されて色々と突っ込まれないように、利用開始場所を一定領域内のコンビニに限定するとか。

発想を変えてコンビニからの呼び出しの際に、あるいはタクシーに乗りつける際に、補助対象者であることを何らかの形で示せば、割引をしてくれる、その割引分は地方自治体が補助するってのもいいかもしれない。切り口は色々とある。

利用店舗が限定されるかも、との懸念もあるけれど、元々配送サービスまで手が回らない店舗にもこのサービスを用いた人が足を運んでくれる可能性が出てくることを考えれば、さほど悪い話ではない。新しいインフラを作るのも一案だけど、既存のインフラを組み合わせて新しい仕組みを作り、それが上手くいくように後押しをするのも行政の仕事の一つでは無いかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月15日 08:34に書いた記事です。

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