アメリカ西海岸の港湾労使交渉はぐたぐだな模様

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昨年のマクドナルドにおけるマックフライポテト狂想曲......とでも呼べばいいのか、ジャガイモが確保できなくなって大変だよママン的な状態に陥った起因となった、アメリカ西海岸の港湾労働者による労使交渉問題。マクドナルドの状況は平常化して、その後どうなったのかなあという感はあったのだけど(そもそもこの問題、日本ではあまり伝えられていないのはなんでだろう。結構クリティカルな話の気がする)。輸出だけではなく輸入も大変なので、アメリカと取引してるところは多かれ少なかれ影響を受けているはずだろうし。東海岸もこれのとばっちりを受けて遅延が発生しているとの報告もある。


国を超えて「また労組か」と突っ込まれそうなのが実情のようだ。所謂内部闘争やら利権争いやら尽きぬ欲の確保やら。そういや先の金融危機の際に自動車大手のビッグスリーがごたごたした際に、思いっきり足を引っ張ったのも労組だったな。

労働者を守るために四苦八苦しているってのもあるのだろうけれど、組織は大型化すると得てしてその存在自身が生存理由の第一義的なものとなってしまうってのがある。疑似的生命体化するというもの。ある意味、金属疲労的な、経年劣化した状態になってしまってるんだろうなあ、と思う次第。日本の労組も多分にそんなところが表に出てしまっているので、対岸の火事というよりは他山の石的な感で見るべき話ではあるんだろうけど。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月15日 08:44に書いた記事です。

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