Programming without decent tests. pic.twitter.com/rEFhMmRY0B
— Phil Henry Jackson (@philjackson) 2015, 2月 15
頭の中で考えている構成、あるいは仕様書にある内容をそのままプログラムに完璧に落とし、なおかつそれらにまったく齟齬が無ければ問題はまったくなく、時間を大いに節約できるのだけど、人間はそこまで進化していないから、必ずと言ってよい程どこかにトラブルを抱えるようになる。説明書なしでプラモデルを作るようなもの。いや、プラモデルの場合はまだ完成するのが前提で用意されているから微妙に違うな。夏休みの自由工作か。
組み上げている内容に問題のあるなし、何か根本的な問題が生じているか、その時には何も問題なくクリアでき「時間の無駄だったかな」と思ったとしても、逐次チェックはした方が良い。何もテストせずに突っ走ってプログラムを続けていると、まさに写真のように、致命的なミスを犯していることに気が付かず、作業を続けてしまうことになる。この場合は立ち止まって周囲を確認する=現状をチェックして正しいか否かを精査するってこと。
漫画や小説などの読み物系でも、プロットで似たような事態は発生しうる。色々と細かい設定を組んで、それに従って作品を構築していても、折を見てチェックをして矛盾を精査していかないと、段々とおかしな部分が蓄積され、筋道が通らない事態に陥ることがある。辻褄合わせそのものが楽しいって場合もあるけれど、大抵は失敗してしまい、作品としての醍醐味は大きく削られてしまいかねない。
自分の立つその場所は、果たしてしっかりとした土台の上だろうか。立ち止まり、周囲を見渡し、確認する余裕を持ち、クセをつけたいものだ。
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