ケンタッキー、KFC店舗で2月25日から「フライドポテト」の販売再開 http://t.co/ahnZ44tYny 「米国西海岸における港湾ストライキ長期化の影響により、一時、販売を休止させて頂いておりましたが、調達ルート変更などにより、このたび、全店での販売が可能となりました」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 19
昨年のマクドナルドのどたばた劇の一つである「アメリカ西海岸の港湾施設における労使交渉の長期化によるじゃがいも輸入の滞り」によるフライドポテトの販売に影響が出た件。ケンタッキーフライドチキンでは一時期販売そのものを中止する事態に陥っている。まぁ、マクドナルドと比べてメニュー全体に占めるウェイトが低いので、さほど騒ぎにはならなかったのだけど、労使問題による輸入遅滞があちこちに影響を及ぼしていることを改めて知らしめてくれるお話ではあった。
その労使交渉は今なおどん詰まりの状態で状況改善の気配は見えず、それに従ってずっとフライドポテトの販売休止ってわけにもいかないことから、今回ケンタもマクドナルドなど他社と同様、他の輸入ルートを用いることで素材を確保し、販売再開に至ったという次第。ケンタのフライドポテトファンには一安心。
今件では2つ、「アメリカの労使問題(に限らず「権利」を主張する筋)は結構末期的な状態にある」「輸入ルートの単一化は『かごの中の卵』的なリスクを生じる」について、再確認させられるような形となった。まぁ大手企業なら多かれ少なかれその辺は理解しているはずなんだけど、効率性を優先しちゃってたんだろうな。
安全やらリスク勘案ってのは、それが杞憂に終われば無駄扱いされることすらあるけれど、こういう「懸念の実体化」の際に、「やっぱり必要なんだな」と再確認させられる話ではある。
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