株は買われれば上がり、売られれば下がります。なぜ上がる=買われるのか。「買う方が得をする」と思う人が増えるから。「得をする」理由は「さらに値が上がる。その時に売れば差額が儲かる」と「企業が成長し利益が増え配当金が(多く)得られる」から。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 19
先日から株価動向で相次ぎ金融危機ぼっ発以前の水準に戻ったとか、超絶円高不況時や震災後の暴落時期に比べると値を戻したという話が成されるにつれて、「そろそろ暴落」「適正株価では無い」挙句の果てに「下がったら責任を取れ」的な、ちょいと株式市場をかじったことがある人なら「お前は何を言ってるんだ」のフルスロットルマシーンと化してしまうかのような話が相次ぎ行われていたため、某所で言及した内容をちょいと編集した上でツイート。そして今回再度絡めておくことにする。
株価は企業に対する期待度の表れで、将来性・成長性の高い企業の株は買われ、上がります。その意味で株価は企業の動向や経済の今後を先読みできる、先行指数にもなります。競馬や競輪のオッズのようなものです(オッズは低い程期待されていることになりますが)。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 19
期待されているからこそ大きく買われ、その結果値が上がることになります。......まぁ実際には他にも色々あるんですけどね。スタンピード現象的なものとか仕手筋とか買収期待とか優待目当てとか。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 19
さらにいえば純粋な支援目的とか、ね。この企業を支えたい、共にありたいと思う銘柄を買う。資本的にはその企業の経営に参加したことになるのです。ほんのわずかでも。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 19
あくまでも概念論、ざっくばらんレベルのもので細部では他にも色々とあるし、微妙に「違う部分もあるかも」という感は否めないし、この辺りの話を詳しく語り出したらそれこそ「薄い本」が出来そうなレベルの文章となってしまうのだけれど。
ぶっちゃけると適正株価なんてのは無い。今現時点の株価がそのまま適正株価。売買の成立で結果として導き出された株価である以上、それ以上のモノでもそれ以下のモノでもない。色々とこじつけたり心理的な不安を表面化させ、その意見に同意する人が増えてくれば、それが市場の動きを形成し、株価の誘導にもつながる。ファンダメンタルなりテクニカルなりにしても、同じような考えを持つ人が増え、その考えを持つ人がその仕組みに従って売買すれば、結果としてその考えが正しいという結果が出てしまう。要は信者ビジネス的なものなんだよね。この辺が競馬・競輪とは異なる所。競馬などはいくらオッズが低くて人気を集めていても、それが競走馬の走りに影響を及ぼすことはないのだから。
あと、個人的には「支援」「株主優待」って考えは、金融資産を持つシニア層が投資をする際には欠かせないものだと思う。直接利益はまた別の話として、心が豊かになれると思うんだな。
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