北海道の朝刊販売動向詳細版 pic.twitter.com/3GkdMM6GTc
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 20
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先日【アレな2紙の寡占状態...沖縄の新聞事情】で触れた沖縄県の新聞普及状況。その後に北海道も結構アレだという指摘があり、調べてみたら確かにそれっぽい状況にあったので、各地域の上位3紙と主要全国紙5紙のデータを掛け合わせて、ある程度の状況を網羅したグラフを再構築してみた。北海道は沖縄程ではないけれど、やはり北海道新聞が絶対的な勢力を示している。
全国紙が押し並べて内容すべてにおいてステキングで地方紙がまるっきりダメってことではないのだけれど、多分に寡占化した地方紙はその地域外からの監視の目があまり届かなくなり、結果として中の人たちによる暴走が進むことになる。沖縄県は地域事情が特殊で全国紙が展開しにくいってのもあるのだろうれど、北海道はどうしたもんだかな。
世の中に情報伝達媒体が新聞しかないわけではないので、新聞の寡占状態がその地域の情勢をすべてコントロールしているというわけではない。ただ、雑誌やラジオと比べ、テレビや新聞は信仰的なレベルで受け取り手に内容を信じ込まれる可能性が高い。しかもテレビと新聞双方をクロスオーバーしながら。どちらか一方がもう一方を否定するような内容だった場合、どちらか一方のみが信じられるのではなく、双方とも鵜呑みにされてしまう。
特に新聞やテレビに弱いシニア層が内容全てを猛進してしまうのが心配だし、実際新聞社内でもそれを狙った面もあるのだろう的な雰囲気を覚えさせられる。そしてテレビと違い新聞は報道機関であるのと同時に言論機関でもあるので、多少の内容偏向は許容される雰囲気がある。実際、新聞周りの協会内の決まり事もあって無きがごとしだし。
インターネットを使えば情報伝達に関して、距離的なハードルはクリアできるので、デジタルデバイドの解消を一刻も早く願いたいところではあるのだけど。ヘタすりゃ電波的なサイトにブックマークをしてそれしか読まないという、もっとタチの悪いことになるかもしれない。でも分散化するだけ、まだマシかな。
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