試写会で先に鑑賞した方達の感想を公式TwitterがRTしまくる為、映画を楽しみにしてたはずのフォロワーがそれでおなか一杯になって鑑賞意欲を失う、業界用語でいう「公式RT腹くだし」になるケースは意外と多いのですが、その点、本作はマスコミ試写も一般試写も一切やってないので安全です!
— 映画『インド・オブ・ザ・デッド』公式 (@Indiaofthedead) 2015, 2月 15
最近ではソーシャルメディアを活用した広報宣伝活動も活性化し、知名度の高い人、バス力のある人を積極的に試写会や試食会に招待してその感想を(場合によってはリアルタイムで)情報発信してもらい、その内容を公式アカウントがリツイートなりシェアすることで、「新作の情報開示」「多数の人による賛美の口コミによるポジティブ情報の拡散」的な手法を取り入れている。該当公式アカウントをフォローしている人は少なからずその商品なりメーカーに興味があるから、リツイートなどをされた情報に飛びつくことになる。そこからさらに公式リツイートなどがされれば、大きな広報効果が望める。
の、だけど。
指摘の通り、いわゆる「つまみ食いで満腹状態」な可能性も生じている。「公式RT腹くだし」ってのは初めて聞いた言い回しだけど、事前情報やら断片的な報道・利用者の感想で、自分自身が既に体験してしまった感を覚えてしまうってのは、動画やブログ、さらには新聞や電車のつり革広告、雑誌の投稿欄などでよく起きる現象。
それを懸念してか、マスコミ試写も一般試写も一切しないってのは、ある意味斬新(いや、本当にそれを意図したのか否か、その実態は神のみぞ知る、なんだけど)。
薄々はそんな気がしてらっしゃるかとは思いますが、公開初日までこのペースで呟き続けられる訳がないので、恐らく当アカウントのフォロワーの皆様は、「公式Twitterが上映より前に閉鎖する」という日本映画史におけるエポックメイキングな出来事の目撃者になれるはずです。
— 映画『インド・オブ・ザ・デッド』公式 (@Indiaofthedead) 2015, 2月 19
『インドオブ・ザ・デッド』ってタイトルだけで小一時間酒飲みながら語れる自覚あるわ すっげー楽しみ
— 成原とんみ (@tonmi_n) 2015, 2月 20
アカウント閉鎖云々は流石に冗談だろうけど、色んな意味で普通の映画とは異なるノリが「インドオブ・ザ・デッド」という映画自身にもあるのだろうな、というのは容易に想像が出来る。果たして公開後もこのノリが続くのか、注目したいところだ。
ちなみに「インドオブ・ザ・デッド」の予告編の映像はこちら。......まぁ、インド映画っぽいノリではある。前半と後半、全然別物じゃん(笑)。
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