長年確定申告の場(税務署)に足を運んできましたが、耳にした会話でいちばんインパクトあったのは
「離婚したんですけど」
「はい」
「慰謝料もらいにきました」
「」
— カタオカツグミ@M3ス11a (@tsugsan) 2015, 2月 20
(続き)すぐ列が進んだためその前後のやりとりは聞こえませんでしたが、遠く離れてから
「裁判所?どこの裁判所に行けばいいの?」
と喚くのが聞こえました。おばさんと言うにはまだ若いくらいの女性でした。
— カタオカツグミ@M3ス11a (@tsugsan) 2015, 2月 20
先週の16日から始まった確定申告。当方は初日に書類を出してさくって終えてしまったわけだけど、お金周りの話であることから、実に多種多様な話が舞い込んでくる。今件もフェイクの可能性はゼロとはいえないけれど、このレベルなら十分にありえる話ではあるし、前後も確認して作り話やらパクツイのリスクはほとんど無いということで。
慰謝料の概念は知っていても、それを誰が誰に払うのかまではよく理解しておらず、てっきり税務署からもらえる公金のようなものだと思っていたという話。あるいは離婚することで何か公的補助が受けられると思い、それを慰謝料として表現したのかもしれない(好意的解釈)。
ただ、その後のやり取りの内容まで読むと、本当に素で慰謝料の概念を知らなかったのが実情らしい。慰謝料は必ずもらえるというわけでもないのに......
ほかにも
「お金もらえるっていうから来たのに!誰々さんは××万もらったって!」
職員「所得税の還付というのは...」
などとカオスな場面がたびたび見られ密かに楽しみにしていたのですがここ数年は変わったことは何もなく、所要時間も大幅に短縮され長い列で待たされることもなくなりました。
— カタオカツグミ@M3ス11a (@tsugsan) 2015, 2月 21
確定申告時の税務署の受付、そして相談コーナーはもちろんだけれど、各種役所の相談窓口では、斜め上な事案ってのがごく普通に転がっている。最近は少なくなったとの話は、本当にそうなら喜ばしい状況ではあるのだけど、単に通っている場所周辺の問題かもしれない。書類を出したあとちょいとした要件で、税務署の窓口に足を運んでしばらく待っていた時ですら、首を傾げるようなやり取りを目撃したぐらいだから......。
この類の話はゼロにするのは事実上不可能。初心者、知識を持たない人、経験の無い人はいつなんどきでも登場する。クレーマー体質な人はまた別の話だけれど、初心者などに対しては啓蒙活動をより活発にして、お金の正しい知識を会得してもらえるように各方面の努力が欠かせないのだろうな。誤解や錯覚、無知識が減れば、それだけトラブルは減るし、余計な負担を背負う人も少なくなる。
そして知っておくと、知らない時と比較して何倍もお得ってのは、どの世界にもあるもの。お金の世界では特にその類の話は多いんだよね、これが。
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