ツイートに同意とリツイートを求めるプロフは大よそ盗用アカウント、経験則だけど

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パクリのツイートを行うパクツイアカウントは手法を色々と変え、進化をしている。その一方で旧来の手法が伝達速度の違い、その手法を用いたツールの利用浸透の時間的差異、さらには完全に技術面で不可能となったわけではないことから「まだまだ使えるじゃん」的な形で、新旧入り混じってパクリツイートのアカウントは日々創生されていく。

今件指摘されたアカウントも、どちらかといえば古いタイプ。画像そのものを取得して「自分のものとして」アップし直し、大本の描き手の所有権を強奪。しかも「「なるほど」と思ったらリツイートお願いします!」的なアピールまでして、拡散を要請している。

現時点ではアカウントは消され、逃亡しているけれど、「一枚のお絵描き講座」で検索すると類似のものが結構出ていたりする。まぁ、一つ確認できた奴はpixivのURLがちゃんと貼っているので微妙ではあるけれど。

で、この類のパクツイのアカウントって、集客が一義であることから、プロフィールに「「なるほど」と思ったらリツイートお願いします!」の類を表記し、拡散を促していることが多い。「ご声援よろしくお願いします」「良かったらおともだちにも紹介してね」みたいなもの。本当に役立つ情報源でもそのような言い回しを使うことは多分にあるけれど、ツイッターの場合は良いコンテンツなどには公式リツイートは積極的に行われるし、そのハードルは極めて低いので、わざわざアピールする必要はない。ツイート(に含まれる記事や画像など)の内容そのもの良さが「よかったらリツイートしてね」の意味を含めていることになる。逆に「リツイートしてね」という宣伝をわざわざしていると、途端に胡散臭くなる。「言われなくても良かったらやるっつーねん」みたいな。


この辺りも結構確率論としては高め。「bot」がプロフィールに含まれていても結構そのリスクは高い。以前紹介した通り、最近では趣味趣向が近しいアカウントのツイートを取得してランダムでコピーすることにより、疑似人格を生成するものまで出てきているから、ぱっと見では判断しにくい場合もあるんだけど、やはりちょっと良いツイートを見かけたら自分が知っている対象のアカウント以外のものであれば、それが公式リツイートであればなおさら、それが本当に原作なのか否かを精査した方がよいのだろうね。

......悪質なまとめサイトの利用の是非とも合わせ、「面白いから別にいーじゃん」とする意見が、それこそ結構有名な方の口からも出ることがあるのだけど。それって「創り手の権利を収奪しても別にいーじゃん」「悪いってことを知った上で手助けする、加担しても別にいーじゃん」と同じなんだけどな。

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このページは、不破雷蔵が2015年2月25日 08:14に書いた記事です。

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