俺が見たいのはね、鬱々とした設定がてんこ盛りだけど、登場人物に黒ギャルが1人混じってて、「どうでもよくね?」「後でよくね?」「はい、そんじゃこの件はこれで終わりねー。よかったよかった(争ってた2人を抱き寄せながら)」的な空気をぶち壊す言動で鬱フラグを全部ブチ折るロボットアニメです
— 加藤ヨシキ (@DAITOTETSUGEN) 2015, 2月 23
シャア「ララァ・スンは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ」
黒ギャル「ちげーし。他人だし」
— 加藤ヨシキ (@DAITOTETSUGEN) 2015, 2月 23
「黒ギャル」という一般的にありがちなイメージに反する、あるいは逆に遠慮や配慮もせずにダイレクトな物言いをしそうだな、というキャラクタを呈し、皆が良く知っている場面を大いにひっくり返す。話の切り口としては結構面白い。ドリフなどで観られる寸劇「もしも」のシリーズに良く似ている。ましてや事例として挙げられたのが暗い場面で、それちゃぶ台返ししてしまう世界観のコペルニクス的発想が興味深い。確かにこんな人物が一人主要キャラの中に居れば、話は随分と別のものになるだろうし、作品の魅力も変わってくる。あくまでも原作があり、その上での話だけど(アンソロジー的な考え方なのかな、あるいは)。
碇ゲンドウ「早く乗れ。乗らないなら帰れ」
黒ギャル「やべぇ、なんか命令されてんッスけど?あのヒゲ眼鏡、常識的に考えておかしくね?どうすんの?乗っちゃう?乗ってあのヒゲ眼鏡をやっちゃう?」
碇シンジ「......」
— 加藤ヨシキ (@DAITOTETSUGEN) 2015, 2月 23
マミさん「みんな死ぬしかないじゃない!」
黒ギャル「ちょっと黙ってろよ」
— 加藤ヨシキ (@DAITOTETSUGEN) 2015, 2月 23
目の前で先輩の魔法少女の首が飛んだ黒ギャル「やべっ、死んでるし」
— 加藤ヨシキ (@DAITOTETSUGEN) 2015, 2月 23
あまりにも素直すぎて、まるでフーテンの寅さん的な雰囲気も覚えさせるけど、逆に作品そのものにリアリティを覚えさせるところも出て来るから不思議なんだよな、これって。
さっきの黒ギャル入りアニメの話 今のキュアティンクルが 黒くないけど いい感じできっぱりしてていいんじゃないかと思う
— 岩崎つばさ (@kinoko94) 2015, 2月 24
そしてどんなに口悪くても いつも発言が的確だったり 為になることだったりすると 発言力やカリスマ力が上がっていくので みんなすごいいうこときくようになるんだよね
— 岩崎つばさ (@kinoko94) 2015, 2月 24
今件の黒ギャルの寸劇の面白さは、この部分にあるのだろうな。単に話を茶化すだけなら、ああそうかもねで終わってしまう。しかし今件の事例では、話の流れに共感を覚えさせるところが多分にあるし、指摘も的確なところが多い。結果として読み物としてもすっきりさせる形で読ませてくれる。
「もしも黒ギャルがいたら」シリーズは色々と応用が利くかもしれないな。テキストベースで読むと、そのシーンが頭の中に想起されそうだよ(笑)。
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