ここ数日で聞いた中でいちばん不思議な日本語が「反デマ派」「デマバスター」です。ちなみにレッテル・罵倒語らしいです。
— こなたま(CV:渡辺久美子) (@MyoyoShinnyo) 2015, 2月 24
これはすごく思った。デマに反発して潰そうとするの、ちゃんと知識がある人間なら当たり前じゃん。それ嫌がるの、「デマでも自分らに有利なら利用したい」みたいなカスだけですよ。
— Philip K. Anzug (@PKAnzug) 2015, 2月 24
震災後にデマ撒き散らした人たちの総括みたいなのが始まってるけど、自己批判ではなくあくまでも『俺たち悪くない』的な態度を貫くんですかね。
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2015, 2月 23
デマを真剣に信じて社会生活や対人関係で深刻な支障をきたしている人達。しかも、自分が信じている情報以外には耳を傾けない。こういう人達を一定数生み出したことに対して、デマを流した人たちはどう総括するの?あれはデマだったよ、って教えてあげるべきなんじゃないの?
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2015, 2月 23
先日の【震災から4年目を間近にひかえて「御用」「ムラ」で弾圧をした方々が「自分達は責任は無い」とする言い逃れへの指摘】と絡んだお話として、最近あちこちで出ている事案。色々と世の中を煽動して多くの人を疑心暗鬼に陥らせたり誤った判断をさせ、自分の懐を温めたり信者を増やしたりした人たちが、そろそろそのネタが暴露されてきたこともあり、自己正当化をする動きがあちこちで出ている。自分が嘘をついて煽動していたのは恐怖心によるもので病症的な者だから仕方がない、と主張する某火山方面で有名な教育関係者とかね(その一方でやらかした所業には一切修復行為をしていない)。
それらの動きの中で大きなものの一つが、デマ的な疑似科学に対してそれを否定する動きをレッテル貼りし、悪しきものだと決めつけるもの。例えば天動説を唱えている人に対し、科学的に証明した数々の論点を呈して「デマを流すな、それで人々を迷わすな、嘘をつくな」と非難すると「この地動説派め、デマバスターだろ」的なもの。
......えーと、それってこの事例なら天動説がデマだという前提になってしまうのですが。恐らくは「反●×派」「●×バスター」というレッテルを貼ることでどちらかといえば反主流派、傍流的な立場にあること、自らの主張が正しいのが前提ってことにしたいのかもしれないけれど。
分かんないんじゃなくて、分かろうと努力しないで安心を得ようとするから壺を買わされたりデマに踊らされたりするんだよ。
— SANSUiヽ(゚∀゚)ノ (@3pF) 2015, 2月 24
政治が分かんないから安倍ちゃんを憎み始めたり、経済や財務が分かんないから金利や株価も見ずに日本は破綻するって思い込んだりするのも同じかな。
— SANSUiヽ(゚∀゚)ノ (@3pF) 2015, 2月 24
社会のカモですね。口の上手い人なら全財産はぎ取るのも無理じゃないかも。 RT @kawacononiwa わかんないから甘い言葉にすり寄ってハチャメチャ
— SANSUiヽ(゚∀゚)ノ (@3pF) 2015, 2月 24
知識を得ることより知恵を身につけることの方が大事なような気が。 RT @samayoi_novel: @3pF 知識を得ていけばいくほど目覚めてくんですね?
— SANSUiヽ(゚∀゚)ノ (@3pF) 2015, 2月 24
指摘の通り個々がある程度リソースを費やして考えることをすればそれで済むし、振り回されずに済むのだけれど、人は得てして楽な方を求めてしまうし、一度それに慣れると「それでいいじゃん」と思ってしまう。気がつけば震災以降のデマ(厳密にはガセの部分も多い)に惑わされるという事案も多数に及ぶ。
西に口蹄疫あれば行ってEMが効くといい、東に放射能汚染あれば行ってEMが効くという、そういう火事場泥棒みたいなニセ科学はきちんと非難していきたい
— 菊池誠 (@kikumaco) 2015, 2月 25
ニセ科学批判について難しく考えることはない。おかしなことをおかしいと指摘しているだけ。単純なこと。
— 大石雅寿(個人としての発言) (@mo0210) 2015, 2月 25
ニセ科学はいかんよね、というのは無論、科学とは何でニセとはどういうことか、それを誰が判断するのか等様々な問題を孕む話だけど、その一方で
「根拠なく放射能が消せるとか言って金儲けしてる、EM菌とかナノ銀とかが、科学を詐欺のネタに使うのはダメだよね」というのは、まぁ同意できるだろう。
— 海法 紀光 (@nk12) 2015, 2月 25
@nk12 インチキ商売を擁護したい人が、科学的な内容については旗色が悪いから、ニセ科学とかの定義問題をぐだぐだ蒸し返すのはよくある話です、
ニセ科学の定義論を考えるのは大切だけど、EM菌や水からの伝言やえどしぐさについて、どういう立場なのかを明らかにしてからでも良いと思う。
— 海法 紀光 (@nk12) 2015, 2月 25
昨今の「ニセ科学へのツッコミ」に対する反論や、そもそもニセ科学とは何ぞや的なことが言われ始めているのは、大よそこれらの指摘通り。論旨をすり替えて、叩かれたくない部分を交わしたいがための詭弁でしかないのだよね。仮に「科学」を抜いて考えれば、ハッとなるはず。「ニセ(モノ)批判」。ごく普通の話。ニセモノか否かの判断に科学的論拠という物差しが使われているということ。
一方でようやく本格化しはじめたニセ科学への圧力の強まりにはこんな問題もある。
いまニセ科学・ニセ科学批判と呼ばれるものは、もともと「荒唐無稽な科学もどきなんてすぐ消えると思っていたら、実害を伴う形で生き残ってしまったので、ちゃんと対象をくくって批判しなければならない」って前提があるんだけど、十年以上経つときっかけの再発明が行われるようだ
— シュネーヴァイス (@5chneewei55) 2015, 2月 27
その通り......なのですけど問題は先日 「嘘をつくのは低コスト、嘘を検証するのは高コスト」 http://t.co/e18eRr4pMU で指摘した通り、批判を経ての対象鎮静化には膨大なリソースが必要で、その消費したリソースの対価が殆ど無いことなのですよね >>公式RT
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 27
(むしろニセ科学の提唱側はそれを認識している、あるいは無意識のうちに利用している感もあるのですけどね。)
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 27
先日の 「デマは黙っていれば鼻で笑われて自己消滅する」ってのは過去の話なのかもしれない http://t.co/UjkYreU9ER これですよねえ、要は。震災周りはこれが大規模に起きたまでの話。。。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 27
ニセ科学の撲滅には相当なリソースが必要だけれど、その対価がほとんど無い。しかも指摘の通り昔から存在する問題ではあるのだけど、昨今はネットの普及に伴いニセ科学側の普及浸透のコストが思いっきり低下してしまっている関係で、より広範囲に広まってしまうため、ニセ科学退治のためのコストが跳ね上がってしまっている。ますますもどきつぶしの割が合わなくなる次第。しかも次から次へと同一対象が新しいニセ科学を生み出してくる。
恐らくは震災4年目となる3月11日に向けて、この動きはますます激しくなってくると思う。話をそらして自責を無かったことにする動きもあちこちで出て来ているので、記録とチェック、過去のデータの検索は欠かせないね。
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