「世界報道の自由度ランキング(World Press Freedom Index)」で疑問。具体的に誰から聞いたかはともかくとして、各国何人から聴いたのかってのは書かれていないのかしら。この類の調査では調査対象母集団数ってかなり重要な要素なのですけどね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
原文 Press Freedom Index 2013 - Reporters Without Borders http://t.co/ZAY53tA7O2 @rsf_rwbさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
世界報道自由ランキング "毎年14の団体と130人の特派員、ジャーナリスト、調査員、法律専門家、人権活動家らが、それぞれの国の報道の自由のレベルを評価するため" http://t.co/mJu7lEDsHC
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
先日の【「世界報道の自由度ランキング(World Press Freedom Index)」に関するあれこれ】の後日談的な......というか色々と疑問に思ったこと、それに基づいたさらなる精査などをまとめてみる。一番不思議に思ったのは、先の記事でも指摘したこの点。調査対象母集団が具体的に言及されてないのよね。人数とか。原文を見たけれど載ってない。一応、こんな人を対象にしているよ、的なものはあるけれど、多分にお仲間意識的な感じでピックアップして自由に語らせている、でもその内容は担保されない的な。
公式サイトから日本の部分のデータを抽出して、ピックアップされてる記事を読んであ然としましたわ http://t.co/pGTTukohe9 どうも「国境なき記者団」は多分に、日本の電波芸人的な自称ジャーナリストな方々を、自分達と同じ立ち位置にあるとの認識みたい(´・ω・')
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
結局「報道の自由度ランキング」の日本部分の回答者人数などは特定できませんでしたけど、言われている話も何となく納得した、と同時に、予想が外れておらずに残念感しきり。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
いや、同業意識そのものはいいんですよ、むしろ積極的に行うべきです。ただそれが弊害となり、殻に閉じこもり、常識と良識から距離を置いてしまうようでは、所謂「象牙の塔」と化してしまうのですね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
もしかして:「それぞれの国の報道の自由のレベル」では無く実質的に「それぞれの国の代表として抽出された該当者の、報道関係者としての質」になってる感が。回答対象者の正確性、中立公平性の担保はどこにも無く、単に関係者であることが「絶対無比で正しい回答をする」こととなっている
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
言葉は悪いですけど「●×を飼っている人は善人に決まっている」的な、信奉的なロジックに陥っているような気がしますね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
先の旅券返納問題にしても、逆切れして反対されたジャーナリストな方々は、これと同じように「あの人はカメラマン、ジャーナリストを名乗っているから、絶対にやってること、主張していることは正しい。だからそれに敵対する今回の返納強制、渡航阻止は絶対悪だ」的な論拠を成していますし。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
大よそこんな感じ。先の記事でも指摘した通り、日本の値が結構アレなのは、抽出した対象がアレだったのが主要因な感がある。そして多分に繰り返しになるけれど、自称でも何でも記者だのジャーナリストだのと名乗って、自分達と仲が良い人達の言及を鵜呑みにしてしまい、結果としてかの団体自身の権威と経歴と実績と精査能力を損なっている感が強い。
「電波は勝手に発せておけば良い」とのご意見もありますが、まわりまわってこんな感じで色々と余計な懸念を生じさせることを考えれば、「それ、あかんやん」という指摘はしかるべき時にしっかりしておかねばいけないってことですね。その事情をすべての人が知っているわけではなく、
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
誤解したまま信じてしまうことも多分にあるのですから......
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 2月 14
報道の自由度が低いだのジャーナリストの扱いが悪いだの言う前に、「ジャーナリストの質」ってものは問われないのかと。この点で日本が優れてるとはハッピーターンの粉ひと粒ほども思えませんが。
— tadataru (@tadataru) 2015, 2月 14
何度でも言うが震災後にジャーナリストと称する人間がやってきたことを考えれば、その信頼は既に地に落ちてめり込んでマントルを突き破りコアの内部で燃え尽きたと言えるのではなかろうか。
— tadataru (@tadataru) 2015, 2月 14
「国境なき記者団」は早急に自らを律して内部精査をすべきでは無いかな。それこそ先行する話にある、米西海岸の労組問題と同じ状況にある気がする。不特定多数に事実(真実では無い)を伝えることを一義的な存在理由とし、それを誇りに思う集団が、その根幹部分で大きな問題を抱えている、それも構造レベルでの問題だったことが露呈されたわけだし......まあ、お仲間意識上等ってのならそれはそれでいいのだろうけれども。
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