今のところ、昭和30年代までのものはなんとか保存されているよう(http://t.co/ayEhL3mjnA http://t.co/MMGmCRgUhq)だが、大阪万博?バブル崩壊頃まで(おおよそ昭和後期)のものってどれだけ残っているんだろうか(,,゚Д゚)>RT
— MATUKEN (@MATUKEN) 2015, 3月 20
先日の【こんな時代がついにやってきた・世代間ギャップを感じる一言】の後日談的な話。追記部分に記述の通り、当初歌の歌詞とは気が付かずにちょいとした勘違いをしたこともあり、色々と探りを入れていたところ、「昔」に該当する1970年代の日本の情景について解説したツイートがずらりと連続して成されていたので、まとめて覚え書きとして。いくつか検証した上では事実誤認は特になく、自分の知っている内容とも一致する。
本家サイトに盛り込むようなことがあれば、改めてチェックを入れるけれど、資料映像としてのみ知っている当時の日本が頭の中で再生されている感じ。そう、今ではごく当たり前に存在するコンビニも1970年代に入ってようやくオープン......したけれど、1970年代はまだ数はごくわずか。以前ちょいと出回った、キン肉マンの牛丼チェーン店における牛丼の定価絡みのコンビニ話でもあったけれど、今のような「どこでもコンビニ」な状況になったのは、それほど昔の話ではない。
大阪万博が45年前、バブルの契機になったプラザ合意が30年前、バブル崩壊を1993年とすると22年前。生活財の耐久年数とか考えると、今から収集始めないと、入手できなくなるものも多いんじゃないか(,,゚Д゚)
— MATUKEN (@MATUKEN) 2015, 3月 20
例えばオーディオ関係についても。FM東京放送開始が1970年。カセットテープ普及開始からラジカセの進化、ミニコンポ・ウォークマン、CD登場と来てDAT、MD登場、って辺りまでだからかなり激動。当時のレコード終焉の象徴だったナガオカ自主廃業が1990年。
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マンガ。少年ジャンプ創刊が1968年、少年チャンピオン創刊が1969年、花とゆめ創刊が1974年、コミケ1が1975年、一方、月刊冒険王の休刊が1983年。バブル期の創刊ラッシュについては数限りなし(,,゚Д゚)
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あと。核家族化の進行による生活様式の変化がちょうどこの年代。子供の生活とかでいけば、団塊ジュニア世代の幼少期から就職期がちょうどこの期間に該当。習い事じゃなくて学習塾、進学予備校の普及が始まったのが1970年代。放課後の生活の習慣がこの辺りで変わってきている。
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まー、高度成長期の絶頂だった大阪万博から第一次、第二次オイルショックときて、プラザ合意後のバブル(これも、プラザ合意直後の辺りと、平成以降直後だと感じは結構違う印象が残っているんだけどねぇ)から崩壊、と結構激動な四半世紀だからねぇ。生活様式がらっと変わったし(,,゚Д゚)
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食い物屋関係では、吉野家のチェーン化開始が1968年、KFC、すかいらーく、ミスタードーナツ、ついでにドムドムバーガーが1970年、マクドナルド、ロイヤルホストが1971年、モスバーガーが1972年、デニーズと小諸そばが1974年、と、70年代前半に集中
— MATUKEN (@MATUKEN) 2015, 3月 20
で、駅の立ち食いそばもどうやら70年代前半辺りから普及し始めたらしい。うん、昔の朝飯食う時間もないサラリーマンの食事、昔は立ち食いそばじゃなくて駅の売店で買ったパンと牛乳と、マンガ(たぶんサザエさんとか)に描かれていた記憶がある(,,゚Д゚)
— MATUKEN (@MATUKEN) 2015, 3月 20
回転寿司も、元禄寿司のフランチャイズが拡大したのが1970年の大阪万博以降、更に1978年の実用新案権利切れで一気に普及。中華・ラーメンは、どさん子ラーメン、餃子の王将が1967年、幸楽苑のチェーン開始が1975年。
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も一つ大きく生活を変えたのはコンビニ。ファミマが1972年、セブンイレブンが1974年、ローソンが1975年。で、弁当は定かではないんだけど、おにぎりは、シノブフーズのおにぎりQが1979年。コンビニへは当初これが納品されていた記憶がある。ホカ弁はほっかほっか亭が1975年。
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そういえば、いわゆるレジ袋が普及したのも、1970年前半だった気がする。それまではレジで店員が紙袋に入れるか持参の買い物カゴとかに入れていたのが、今の店内カゴからセルフサービスでレジ袋に移す方式に変わったんだよなぁ、確か(,,゚Д゚)
— MATUKEN (@MATUKEN) 2015, 3月 20
もっと変わったのが、米の販売で、1972年に物価統制令の除外項目になり、1981年に米穀通帳の廃止、販売ルートの多様化で米屋の宅配からスーパー等での持ち帰りが主流に。牛乳も、1970年代の1000ml紙パックの普及で、宅配からスーパー・コンビニでの購入が一般的に。
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とりあえずこの辺で。あと、一連の元になった http://t.co/Svt0dfP7cQ の「ダイヤルまわして」。テレビのチャンネルはこの頃もうスイッチ式には移行していたはずだし、回転式だったとしても「ダイヤルを回す」という言い回しは普通使わない。テレビでは「チャンネルを回す」。
— MATUKEN (@MATUKEN) 2015, 3月 20
ラジオ(ラジカセ)のチューナーだと、まだバリコンが主流だったので「ダイヤルを回す」が普通。チェッカーズの「涙のリクエスト」(1984) にもこの言い回しが出てくる。(「ダイヤル回すあの娘に伝えて」)
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ラジオと言えば、今は普通は本名じゃなくて「ラジオネーム」が普通になっているのね(,,゚Д゚) これも1970?80年代は(それ以降はよく知らない)「ペンネーム」だった。ポルノグラフィティの「ミュージックアワー」(2000)ではもう「ラジオネーム」といっているな(,,゚Д゚)
— MATUKEN (@MATUKEN) 2015, 3月 20
この辺の話は社会文化学的な内容として、体系化をした方がいいような気もする。当方のチャネルの件のように思い違い、勘違いってのもあるだろうし。
当方も最近の四コマ漫画誌の紹介でちらほら触れているけれど、歌謡曲とか漫画の類って、現状をよく反映しているので、「当時の」社会文化を写す鏡になりやすいし、それは記録保全して後に振り替える際の良い資料になると思うんだな。アーカイブって大切、本当に。
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