今気が付いたのですが、松屋のプレミアム牛めしっていまだに関東1都6県店舗がメインの600店舗強のみでの展開に留まってるのですね。去年7月22日開始から結構経ってますが...... http://t.co/zGzjAq4reR pic.twitter.com/lOe6goqgfn
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 3月 11
先日松屋の前を通った時に、プレミアムキムチ牛めしなるもののポスターが貼ってあり、あれ見たことなかったなと思って「先行試験運用かな」と想い写真を撮り、調べてみたらすでに発売中のメニューでしかなかったことが分かってがっくり......した直後に思って調べてみたら、という話。
【松屋の牛めし、一部店舗で「プレミアム牛めし」に切り替え・価格は380円に値上げへ】にもある通り松屋ではベースメニューとなる牛めしについて、2014年7月22日からプレミアム牛めしに切り替え、品質・客単価の向上と客層のアップグレード、採算性の改善に乗り出すこととなった。松屋のメニューは多分に牛めしをベースにしているところがあるので、プレミアムへの切り替えは牛めしだけに留まらず、他のメニューにも波及することになる。これが全店舗に展開されれば「客数が変わらなければ」随分と収益は向上するだろう。
......ではあるのだけれど。半年以上も経った今に至るも、プレミアム化はいまだに600店舗強。大よそ半分に留まっている。これ、定点観測をしているわけではないので確証は持てないのだれど、この数か月はほとんど動きがないように見える。つまり実質的にプレミアム化への転換が止まっている状態。
一部報道では学生陣が多く来訪する地域など、客単価の向上が見込めない、ベースメニューの牛めしを値上げすることで客入りがガッツリと減ってしまう場所ではプレミアム牛めしへの切り替えを断念しているとの話もある。実際にはどうなのかまでは分からないのだけれど、実情として切り替えが進んでいないのを見ると、あながち間違ってはいない、少なくとも見当違いの話では無いような気がする。
とはいえ、同じチェーン店でメインメニューが2種類のグレードで展開され、それが店舗によって違ってくるってのは、多分に混乱を招くし、ブランド展開の上でもプラスにはならない。コンビニのパンやプライベートブランドにあるようなプレミアム需要の拡大は、牛丼のようなファストフードには及んでいないってことなのだろうな。
まぁ、プレミアム志向ってのが多分に中堅層後半から高齢層、そして女性陣にあることを思い返せば、ファストフード、特に牛丼系とはあまり関係が無いというのは分かる気がする。
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