ローソンのスタンドコーヒー「MACHI cafe」がリニューアルして品質アップするという話

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ローソンは、2011年の店内淹れたてコーヒー「マチカフェ」発売以来、レインフォレスト・アライアンス認証を受けた農園で生産されたコーヒー豆の使用割合を増加させてまいりました。この度リニューアルする2015年度版「ブレンドコーヒー」は、レインフォレスト・アライアンス認証を受けた農園で生産された豆のみを使用し、それぞれの個性を引き出す5通りの方法で焙煎を行った後にブレンド(アフターミックス製法)しました。厳格な基準をクリアしたコーヒー豆は、環境にやさしいだけでなく、高品質で、甘みを伴ったフルーティーな酸味と深いコクが特長です。ローソンは今後もマチカフェを通じて、環境保全とくつろぎの時間をお届けしてまいります。

たばこと雑誌の売上の急激な減退で、代替となる集客・売上底上げの開発が急務だったコンビニに、救世主的な形で登場したスタンドコーヒー。色々な記事で言及しているけれど、さまざまな派生効果が生まれ、タナボタ的な状態になりつつある。ただ、たばこや雑誌の売上減退は予想以上のスピードで進んでいるようで、スタンドコーヒーの効果でも補完できるか否か怪しいところ。

で、とりあえずほとんどの店舗にコーヒーを配したコンビニ側としては、連動商品の充実とコーヒーそのものの品質アップのステージに移行している。セブン-イレブンのドーナツが好例で、それに合わせて各社ともコーヒーの品質を挙げ、他店舗とは違う旨みってのをアピールしつつある。今件のローソンにおける「さらに美味しくなったよ」宣言も然り。詳しい品目や豆の種類は分からずとも、それが美味しいモノであれば、中長期的に必ず差が出てくるからね。当然コスパも重要なポイントだけれど。お弁当ならご飯そのものが美味しくなければ売れなくなるってのと同じ。

今後も漸次コーヒーそのものの品質改良や個性付けは続けられるのだろうけれど、一般客からみればそろそろ差別化が出来なくなるような状態のはず。「よそでは無くてうちがいいよ」と胸を張ってアピールできるような切り口が求められるんだろうな。個人的には親子連れでスタンドコーヒーを頼む事例が良く見受けられるので、子供向けのコーヒー......あるいはそれと相性の良い飲料の提供がポイントかな、と思うのだけれど。コーヒーが飲めない子供もいるからね。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月24日 06:51に書いた記事です。

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