ソーシャルメディアでの発言を「居酒屋のたわごと」と勘違いている雰囲気

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@Fuwarin ジャイアン芦田先生は筋金入り確信犯的モンカスですから http://t.co/JcrdpBmEU7

— H・Wiz(うぃず) (@h_wiz) 2015, 3月 5


上に挙げられている事象そのものの言及をしようとしたけれど、あまり意味の無い、リソースの浪費になる可能性が高いのでそれは止めておくとして。むしろ今件で気が付いた、再認識させらた話をちょいと絡めておくことにする。

まぁ記事タイトルで終了、的な雰囲気も強いのだけれど、立派な経歴を持ち、重鎮の座にあり、政府関係の役職をいくつもこなしてきたような、それこそ新聞や雑誌に出ていれば「この人すごいなー」と羨望の目で見られること必至的な人で、その性質的な面での酷さ感を暴露してしまう事例が少なからず見受けられる。要は可視化の一端でしかなく、多数いる「ステキ経歴を持つ人達」のほんの一部の悪しき人達が目立っているだけ、と思いたいのだけれど。

今件はどれほど偉い肩書を有していても、経歴があったとしても、日頃の行いで人は多分に評価されうるという良い見本。あるいは「酒の場での戯言」的な語りをネット上で行うと醜態をさらし得るという見本といえる。恐らく本人は実情を認識せず、周囲にちらりと漏らした程度にしか思ってないのではないのかな。

昨年の関西でのタイムライン防災に関するやり取りや、ここ数日来話題に登っている人材育成関連で、ステキな肩書をお持ちの方々に共通する「香り」でもあるのだけど。ネット上における「語り」の本質を、根本的なレベルで理解されていないように思うんだよね。新聞やテレビなどの従来型メディアでは一過性、かつデータの保全再生検索などされず、流しっぱなしで印象のみが残るものだったけれど、ネット上の語りはどのような些細なモノでも保全され、不特定多数に認識される可能性がある。この点が従来と大きく違うのだけど。

多分に「酒の上での戯言みたいな話に、何でここまで突っ込まれにゃならんのだ」的なイメージがあるんだよね、問題発言(あるいは実態の暴露)反応を見ると。情報リテラシーの根本的な欠如を覚える。

例えば政治家の場合、それこそ小さな講演会や講習会、さらにはちょっとした飲み会の席の発言でも大きく取り上げられ突っ込まれ、謝罪を求められることがしばしばある。あれと同じなんだよね。しかも意図的に周知している。「個人的感想として」云々と前置きをしていても、その肩書を用いて自己表現をしている以上、何かあった時にその言い逃れは出来ないのも、政治家の発言と同じ。本当に個人的云々としたいのなら、ペンネームでソーシャルメディアを利用すれば良いまでの話。

まぁ、他の人から見れば「本質が分かる」との観点でプラスにはなるのだろうけど。「演出」のような言い訳も通用しない。莫迦のふりをして他人と接していると、それが「莫迦のふり」なのか「本当の莫迦」なのか、第三者からは判断ができない。その場合、第三者からは「莫迦」でしかなくなってしまう。その場が舞台とかいうのならともかく、ね。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月 6日 05:54に書いた記事です。

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