著名な方がわがままをして、子供達の反面教師になる事案を「エゴしぐさ」と呼ぼう

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先日高尚な肩書を持つ方が新幹線でのわがまま邦題を自ら暴露し、さらにカントまで持ち出して正当化したことについて、多方面からツッコミが入っている件について。ツッコミそのものは他の方にお任せするとして、これら「世間一般から評価されるに十分な経歴や実績を持ち、それを自ら喧伝している」人が、その本性を露呈させ、その問題に気が付かずにむしろドヤ顔的に披露したり逆切れする事案が結構な頻度で目に留まる。

そのような肩書を持つ人は山ほどいるし、はたから見れば困ったチャン的な事案も世の中には多数転がっているのだろうけど、そのような組み合わせの人はネットでその状況を喧伝しやすいし、目立ちやすいので「多数登場している」と見えてしまうのだろう。

で、そのような事案って、往々にして子供から見ても「なにそれ酷い」的なものがあり、加えて正しい事例を併記することによって、世の中のルールを教える教材になりうる。道徳の教科書に掲載されている、ミニストーリー的なものだ。

子供に礼儀作法を教えるために、嘘・でっち上げの歴史をねつ造して教えこませ、自らの懐をもうるおそうとする「江戸しぐさ」。そんなものを用いるよりは、よっぽど今件のような「困ったチャンな大人のしぐさ」をまとめ挙げて事例として体系化させ、「エゴしぐさ」として子供に反面教師的な見本として教え込ませた方が、役に立つのではないかな。実例だから嘘では無いし(少なくとも当事者が自ら披露している)、恥ずかしい行為であることは容易に理解できるパターンが多いからね。さらに「偉いように見える人でも、やってはいけないことをしてはやっぱりいけないのだし、それを正当化するような動きはとても恥ずかしいものだ」という教訓も教えることが出来る。これほどステキな教材は無い気がするのだけどな。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月 7日 07:52に書いた記事です。

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