ネットを使った本の注文もやっぱり関東圏が多いのね

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総務省統計局で消費動向を調査している家計調査の、サポート的な役割を果たしている調査として家計消費状況調査というのがある。この調査において、2015年1月分からインターネット経由で消費した商品・サービスに係わる項目が細分化され、多様なデータが取得できるようになった。まだ第一か月目なので経年変化などの精査は不可能だけれど、色々と面白い傾向が確認できるだろうなあ......ということで、昨日は午後の時間をほぼすべて、そのデータとのにらめっこで費やしてしまう。

そのデータのうち、ごく一部、試行錯誤して色々とチェックした項目の一つがこれ。主要地域別のインターネットを通じて注文した書籍の平均代金。電子書籍は含まず、物理的な本の注文金額。

ネット通販を利用していない人も含めた平均値なので、当然インターネット普及率や、インターネットを使って通販を利用する人の比率も大きく影響を与える。ネット通販を利用している人に限定した、ネット通販利用額には大きな差異はないけれど、利用性向そのものにはかなりの違いがあり、それが本の購入金額にも影響を与えているようだ。個人的には本屋の閉店が著しいであろう地方の方が、購入代金は多いように思えたのだけど......実態はそうでもない。

ああ、これはもちろんあくまでも比率なので、その地域における人口まで勘案した、地域別支出金額の動向ではないので、念のため。あくまでも世帯単位の平均額。関東・近畿は人口そのものが多いから、地域別の金額総数を試算すれば、さらにその差は大きくなるだろうな。

今件は1か月分だけなので結構なぶれが生じているかもしれない。今後データが蓄積されれば、その辺りのぶれも補正され、より確からしい実情が見えてくるのだろう。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月 8日 08:01に書いた記事です。

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