入院中の父にkindleをわたしているけれど、一冊読むたびに自分が操作して次の本を開いている。紙の本とは違う、その少しの操作で詰まるのだ。カスタマイズでシンプルな端末にできればいいが、余計な機能を排除できない。高齢者に使ってもらうには「便利」を排除できないことが本当に邪魔。>RT
— 長谷敏司 (@hose_s) 2015, 3月 6
電子書籍文化が若いということなのだろうけれど、本当にkindleとかkoboのライセンスをとって高齢者向けのシンプル端末をサードパーティで作ればいいのにと、ずっと思っている。
— 長谷敏司 (@hose_s) 2015, 3月 6
当方はタブレット型端末も電子書籍端末も持ち合わせてはいないけれど、パソコン用の電子書籍購読用ツールをいくつか使ってみたり、色々と端末のお試し利用をする機会を得たりした上で、かねがね同じようなことを考えていたりする。携帯電話周りのインターフェイスでも似たような感想を抱く機会も多い。「物理的な本と同じような操作系、シンプルなデザインなど受け入れられるはずがない、意味が無い」とする意見もやはり多いのだけれど、代替手段として存在する以上、低いハードル・段差を持つ選択肢が存在してもいいのではないかなという感は強い。
一度理解してしまえば簡単だよ、確かにその通り。ただ、その一度の理解が出来ない人、面倒な人、拒絶する人が少なくないのも事実なんだよね。今件では高齢者、としているけれど、高齢者に限らない気もする。
「電子書籍の担当者に会いたいってひとが来てる」といわれて、またいわれなきクレームを聞かねばならないのかとうんざりしていたら、なんと珍しくお礼をいわれてしまった。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 7
そのかたはもともと読書好きだったんだけど、怪我で指を無くされてしまい、本のページをめくるのがとても困難になったそうで。特に、本文紙が薄いものだとほとんどめくれなくて、読みたい本があっても読めずにいたと。その本が、電子書籍になったことで、やっと読めるようになった。うれしかった、と。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 7
本なんか作ってても褒められることなんか滅多にないし、特に装幀や造本をしていると、そんな仕事が存在することすら気づかれないことがほとんどだから、直接お礼をいわれるなんてはじめてのことで、もうちょっとで泣いちゃいそうだった。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 7
別に好き好んで電子書籍の担当をしているわけじゃないし、個人的には「紙の本」へのこだわりが強くていまだに乗り気じゃないのだけど、電子書籍を作ってよかったな、とは思った。この感動を胸に「明日からこころを入れ替えてまじめに働くぞ!」とまでは思わないんだけど、ちょっと嬉しかった。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 7
「誰かのために何かをする」なんていうタイガーマスクみたいなこと、自分には似合わないし、そんな余裕ないし、ぼくはぼくなりに給料分の仕事をこなしていればそれでいい...って思ってたけど、思わぬところでひとに感謝されちゃって、妙に気合い入っちゃって、このあとはちょっと仕事をサボりづらい。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 7
こちらは逆の事案でもあるし、同様の事案でもある。紙のページをめくりにくいという話は、実の所今件のような特殊事例に限らず、歳を召した方が肌の油分・水分が少なくなり、ぺったりとした紙質に難儀するという事例もよく聞く。ただし、そのような状況ではタブレットの操作もしにくいってのは......銀行のATMの事案でも良く聞く話。
だからタッチパネル系の開発陣は、そのような事例でもスマートに操作できる、反応がしやすいタイプのものをがっつりと研究開発してほしいなあと思ったりする。当然ソフト部門では、より分かりやすいインターフェイスの研究だね。
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