無理です。物理的に RT @Ordinary_Man0:同意
ゼネラリストとしての限界を感じた、記者がにわか評論家や思想家もどきに走ってしまうのが、昨今のマスコミ劣化の病根かもしれません。
記者の専門性を強めるのも策かもしれませんが、ルポライターに互してやっていけるかは?です。
— 「超」怖い話 怪顧【加藤AZUKI】 (@azukiglg) 2015, 3月 6
先日の【現在の「報道」と、その手段を手に入れた「不特定多数の人たち」との違い】に係わる後日談的な話。一次情報特異性・独占性が薄れてきている昨今、従来の報道に携わる人たちは今まで以上に情報の集約・精査・解説、そして正しい論評が求められている実情に対し、見事なまでに斜め上的な状況で力量を発揮しているケースが多々見られることを「記者がにわか評論家や思想家もどきに走ってしまう」と評している。あるいは元々そんな感じの質が実態で、評価の上で比較対象出来る存在が増え、その検証が容易になったので「正体見たり」的なだけなのかもしれないけれど。
@azukiglg 2ちゃんねるやWiki文化での「名前は出さねえけど持っている知識とスキルはガンガン提供して協力してくれる人々」って構造の、いつの間にか獲得していた厚みにのみ関して言えば既にメディアは敗北してるんよな。単に表出手段や偏りの是正が追い付いてないだけで
— 転倒小心 (@tentousho) 2015, 3月 6
@tentousho @azukiglg "「名前は出さねえけど持っている知識とスキルはガンガン提供して協力してくれる人々」って構造"
は日本ではパソ通時代からありました(米国では既にネットも)。特に目立って優れた人がいるわけでも、リーダーシップも存在しませんが抜群の知力になる。
— John F Candy (@JohnFCandy1) 2015, 3月 6
@tentousho @azukiglg 各々が自分が見えている範囲で、自分の知っている・できる範囲で手を出すわけですが、問題分析・解決のためのピースがジグソーパズルのように埋まって行きます。全体としてみると、まるで万能の天才がこなしているよう。
— John F Candy (@JohnFCandy1) 2015, 3月 6
@tentousho @azukiglg 個人的に「整然としたカオス」と呼んでいます。集まってきた一人一人がそこそこ賢い場合に生じる現象です。そういう状況で一人が場を取り仕切ろうとすると、かえって失敗します。民主主義と独裁政治の対比みたいな感じ。独裁も場合によっては有効なんですが
— John F Candy (@JohnFCandy1) 2015, 3月 6
@tentousho @azukiglg 例えば、誰もよく分かってないとか、混乱の極みだとか。でも、普通の状態だと一人の知識なんてたかが知れていて、平時もしくは構成員が賢い場合に「俺の言う通りにしろ」とやると、衆知を殺してしまいます。ちなみに独裁者は整然としたカオスが大嫌いw
— John F Candy (@JohnFCandy1) 2015, 3月 6
@JohnFCandy1 たまに間違いもあるのですが、むしろその方が専門家がやってきて指摘が増え、さらに深くなるという
専門家同士の争いが始まると沼ですがw
— ねりタケ (@neritake) 2015, 3月 6
いわゆる集団的知性、集合知というもので、ツイッター上で色々と投げ合いをしていくうちに正解を導き出した話はよく見聞きする。最近では親戚が残した謎の暗号解明や、例の非存在小学四年生の非存在たる理由の解明とかね。2ちゃんねるでも一部掲示板で似たような動きも良く見受けられる。
ただしこれはあくまでも性善説で、一定の悪意ある集団の手によって状況は容易に悪質な方向にコントロールされる懸念が多分にある(震災後における「御用リスト」をはじめとした各種「お騒がせ集団」的な話もあるし、それこそ国レベルで自国を底上げし他国を陥れるようなことをしでかしている方々も近くにいる。またいわゆる「火消し」的なウェブ上の情報コントロールをビジネスとする会社も少なくないけれど、それも見方を変えれば集合知の悪用ともいえる)。
ともあれそのような状況が容易に構築される環境が浸透している昨今において、記者が評論家になろうとしても、むしろ自らの個性を引き出そうとするあまり「にわか評論家や思想家もどき」に走ってしまうのは仕方がないのかなあ、という気もする。むしろ本質は「記者がにわか評論家や思想家もどき」にこそあり、取材や記者本来の責務による事実報道もまた、その手段の一つにしか過ぎない......と考えた方が道理は通りやすい事例も結構あるのが悲しいところだけど。
記者や掲載するコーナー、場所によるけれど、メディアとしての新聞と、同人誌と、機関紙の区別がつかないような内容のもの。報道関係者と論説家と、居酒屋でくだまいている酔っ払いの方と。区別がつかないケースって増えてきてるよね。これもまた、単に可視化の結果なのかもしれないけどさ。
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