web記事のタイトルって、「●●の正体とは?」みたいなフックを狙うタイプより、ズバリ「●●の正体は××だった!」みたいに明言した方がPVを稼げる傾向。「開いてみないと答えがわからない記事」は実は敬遠されやすい。タイトルがサマリになってると、安心してディテールを読みに行ける。
— THE-O@EX-REVUEするマン (@pmx003_the_o) 2015, 3月 12
つまり最近のラノベのタイトルと同じと(ちょっと違うか
— JSF (@obiekt_JP) 2015, 3月 12
これって随分前から論議されてきた話で、電車のつり革広告のコピー問題とか、ヤフーの記事におけるタイトル13文字問題とかと合わせて、非常に興味深い話ではある。結論としてはケースバイケース。読者の購読性向や記事の内容、傾向によってさまざまで、どちらが正しいとはいえない。試行錯誤・運用実験を重ね、各状況毎のベターなものを見つけ、それにシフトしていくしかない。
「●●の正体とは?」的なものは、謎かけ型。目を留めた人に疑問を呈し、続きを読ませたくするもの。「●●の正体は××だった!」は追求型。結論をタイトルで呈して、詳しい部分を知りたい人を誘導するもの。記事特性にも寄るので、どちらが正解なんてことはない。「ラノベのタイトル」との指摘はあったけど、まさにラノベのタイトルは後者のパターン。
それが過剰になると、「本文の内容から大きく逸脱しない範囲で派手に言い切るタイトル」みたいな方向に走って行くんだろうなと思う。本文中だと「高級機械式時計でもApple Watchより質感が低いもの『も』ある」って言い回しなのに、「質感で高級機械式時計を凌駕」と言い切っちゃう
— THE-O@EX-REVUEするマン (@pmx003_the_o) 2015, 3月 12
アクセスを稼ぎやすいタイトルの付け方を日々研究していくうちに、やり過ぎちゃった感じになるわけか・・・
— JSF (@obiekt_JP) 2015, 3月 12
まーそりゃ、「内容の方向性が分かるタイトルが好まれる」って方向を突き詰めたら、「内容を大げさに煽る」方向に行くわな。
— THE-O@EX-REVUEするマン (@pmx003_the_o) 2015, 3月 12
個人的にはこの傾向、元々見受けられたものなんだけど、スマホやタブレット型端末の普及が加速化されてる感はある。パソコンの大画面でさまざまなメニューなどと合わせてタイトル一覧が表示されるのではなく、ほぼタイトル一覧だけで画面が埋め尽くされる。例のキュレーションサービスなどを使っている場合は、さらにその傾向が強くなる。そのような一覧で、胡散臭げに見える謎かけ型タイトルがずらりと並んだら、全部まとめて避けてしまう気分になるのも理解は出来る。それよりはタイトルで概要ががっつりと把握出来、その上で中身を見てみたいと思わせるものの方が選ばれやすい。例えが悪いかもしれないけれど、ファンタジー的な喫茶店で「森のささやき」「山リスの潜む木陰」的なメニューが並んでいるよりは、普通に「ホットコーヒー」「レモンティー」とした方がいいってこと。
ただその場合、指摘の通り......に加え、文字数の問題もあり、派手に言い切り、インパクトの強い表現が好まれることになる。「衝撃」「人気」「斬新」「話題」なんていうキャッチーなコピーと共に、ね。この辺り、気を付けないと羊頭狗肉な状態になってしまって、コンテンツそのものが避けられることになってしまう。
まぁ、良い例を挙げると「www」の多用だね。今じゃ「ダサい表現」の筆頭となってしまった。ドーピングみたいなものだ。
何事も中庸が一番長生きするってことなのかな。
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