スポーツ新聞の記者会見記事は結構良いポジションで写真を撮ってるのが多いけど、スポーツ新聞記者は会見場所のマナーが悪いのを散々見てきているので、あれぐらい図々しく撮ってりゃイイ写真ゲットできるだろ、などと思ってしまう。
— のざわよしのり (@mad_yn) 2015, 3月 12
ライターの方の所感であり、業界全体のお話とは断言できないのだけれど、確かにスポーツ紙の写真って芸能系ではアングルの良いものが多いし、なるほど感はある。だからこそ、具体的な話として次のような内容が語られていても、やはりなあ、というものは否めない。
ヘイデン・クリステンセンの来日記者会見は帝国ホテルの広間を複数ブチ抜きの場所で行ったんだけど、主催側がスチールカメラのマスコミには「床に直接座るように」と指示していた。にも関わらず某スポーツ紙の記者は小さい脚立の上に腰掛けて後方の記者たちを視界を妨げていたのだ。
— のざわよしのり (@mad_yn) 2015, 3月 12
脚立に座ってるカメラマンが前にいると、当然それより後ろにいる(ちゃんと言いつけ通りに床に座ってる)カメラマンは会見する来日セレブが撮れない。後方から「見えないぞー」「おい、座れよ」と声が飛んだらスポーツ紙のカメラマンは振り返り「ンだと、コノヤロー!!」と凄んでいた。
— のざわよしのり (@mad_yn) 2015, 3月 12
ああいう、「自分の所でよいポジションを押さえれば、会場にいる他のカメラマンへの迷惑など知った事か」の態度を色々見てるので、スポーツ新聞社のカメラマンと一緒の現場になると、それだけでテンション下がる。
— のざわよしのり (@mad_yn) 2015, 3月 12
これで飯食ってんだからしゃーねーだろ、的な理由付けもあるかもしれないけれど、周囲に居る他の人もそれは同じ。ならそれらの人も同じようなことをしてもいいんだな、ということになると秩序は崩壊し、規制がより強くなる......そう、これって今件に限らず世の中の仕組みとしてあちこちで見受けられる「困ったチャン」的なもの。
今件ではスポーツ紙と指摘しているけれど、結局スポーツ紙に限らず大手とか、その業界内で強い勢力を持つところに属しているカメラマン(あるいはそこと契約をしていて権限を流用できるフリーのカメラマン)にはよくある所業。うん、目撃だけでなく実際にそのような所業を受けた経験はある。多数。
しかも注意をすると「仕事だから仕方ないだろ」と逆切れするのがオチ。さらには雑誌名などを持ち出して権威を武器に振り回すのだよね。いや、俺らも仕事なんですけどね、とは当時は突っ込み返さなかったけれど。ケンカになるのもアレだし。さらに自らがそのような行為に関して取材をされる立場になると、さらに逆切れする。これも経験済み。
先日の「ネットやデジタル機器の普及に伴いボーダレス化する報道」の話同様に、この辺りの話も結構大きな問題となってくるはず。これもまた「過去の特権に固執する、悪質な既得権益」の類なのかもしれないなあ、と思ったりもする。
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