「分かりやすい」と「正しい」のトレードオフ問題

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「分かりやすいと正しいは別物」、つまり「正しくない内容を普及浸透させるために、分かりやすくしてハードルを低くし、多くの人の手に取らせる」手法の危険さを以前紹介、解説したけれど、その手法が糾弾されねばならない理由の一つがこれ。正しい内容を教え解く、少なくとも興味関心を抱かせてより詳細で正確な内容へのアプローチにたどり着かせるための手法と、ごっちゃにされてしまうから。ギリギリなトレードオフの部分に関して指摘される場合、その指摘は真摯に受け止めるべきであるし、問題が認められれば改善の模索が求められる。

一方、導入口を創り上げるためにやむを得ずトレードオフした部分で邪推をされてしまうこともある。


まぁ邪推なんてのは感情論から想起されるものだから、その点について他人との違いを云々しても仕方がない。その人の物差しはその人だけのもので、他人には推し量れないから。ただその邪推なり難癖なりが、対象をそれなりに理解・読解した上でのものでなく、それ以前の問題だったりすることも無いわけでは無い。言葉は通じる、意味は分かるのだが、理解が出来ない。まさに「文化が違う」的な、先日の例なら某鳩山元首相の言動・行動のような感じがする。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月14日 07:56に書いた記事です。

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