就活の面接で落ちると自分の全てを否定されたように感じる人がいるようだけれど、それはないから安心してください。だいたい面接官だってほとんどは他人を正確に品評できるほどの人間じゃない、たんなる中堅社員です(笑)
— 樹林伸(ドクター・ホワイト@野性時代) (@agitadashi) 2015, 3月 12
官公庁などの就職内定動向調査結果の発表頻度が高くなり、正規・非正規問題の話がネット上で騒がしく語られる、そして関連する調査の結果資料がたびたび目に留まる時期になると、ああ、就活の真っ盛りだなという事を改めて認識させられる。それと共に毎年のように話題に登るのが、就活における面接での色々な問題。圧迫面接やらセクハラ面接やら、漫画やドラマで見たようなシチュエーションの報告が次々となされるに連れて、一部は創作だったり、受けた側の印象だけでの文言なので多分に誇張されているとはいえ、随分と酷い状況ではあるのだな、と思ったりもする。
ぶっちゃけるとこの類の「ヒドイ面接」の多分には、意図したものと無意識なものがある。意図したものは一応する側にも大義名分があって「実社会ではもっとひどい応対もある。これぐらいのものに慣れないようではだめだ」「振り分けの時点で最悪のパターンに遭遇しておけば、あとは楽になるよ」「面接試験で酷い例を出しておけば、今後似たような事例にあっても大丈夫」的なモノ。まぁ多分に自我欲求の正当化なんだけど。そして後者、無意識なものは、恐らく本人自身にとっても不幸な話かもしれない。
しかしながら指摘の通り、面接官も人間。しかも面接官用の国家試験云々の類の資格保有者ってものでは無く、大抵は人事担当なり総務なりが顔を出しているだけで、ちょいとばかり他の部局と比べて人事精査の経験や実績がある程度。万能なわけじゃない。神様でもない。たとえその就活面接で落ちたとしても、酷い応対をされたとしても、それで自分の人生がすべて終わったわけでは無い。
就活をした以上、その企業に入りたかったわけで、それがかなわなかった、幻滅したことは否定できないけれど、そこでゲームオーバーってわけでもない。次なる道を歩めばよいまでの話。ネットで書込みをして反発のコメントを食らった位に想えば良いまでの話。
むしろ自分の今後にどのような形で活かすべきかを考えた方がお得。何なら反面教師にしてもいいわけだからね。
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