アスファルトで地面がおおわれたので花粉症が増加している、よろしいならば花粉を吸収する物を創ろう(違う)

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科学的論文や関連団体の調査結果まではたどり着けなかったのだけど、この花粉症の一因(唯一の原因ではない)として挙げられている、アスファルトで地面がおおわれる面積が増えたからっていう話は【花粉再飛散】という現象によるものらしい。地面だと花粉をがっつりとつつみ込んで離さずに浸透させるのだけれど、アスファルトの場合は表面についたままで吸着するわけでもないので、再び舞ってしまう、つまり何度も繰り返して花粉が飛び散るからというもの。その分、花粉そのものにとっては交配のチャンスが生まれるのでラッキーではあるのだけれど。

で、ならば花粉を吸収するアスファルトを開発すればいいじゃないか、という莫迦なことを考えたりする。いや、もちろんジョーク。それに吸収だけだとアスファルトの劣化が激しいので、浸透透過して下の地面にスルーさせるものを開発させればよい。いやそれも違う。


で......冗談話的な発想のものがすでに実用化されているという話を聞いて驚く。そうか、花粉って考えだからアレなわけで、ホコリ全体や菌までのようなものも含めてと考えれば、需要はある物質なので、開発されてもおかしくはないのか。

でも道路用アスファルトには使えなさそう。大量に消費するし摩耗も激しく、しかも低コストが前提。


一方、「透水性舗装」なんてのもあり、それならば雨と共に花粉も流れるのではという話。これが花粉対策として有効なのか否かはちょいと資料が無いので分からないけれど、面白い話ではある。ただ、欠点部分に「空隙内に砂、泥が詰まることから数年で機能低下が起こる」というのがあるので、結構難しいかなあ。あとはやはりコスパの問題。

アスファルトで敷き詰められた地域と地面が露出した地域との、花粉症の症状・発生状況の違いも合わせ、検証をしてみると面白い気はする。ヒートアイランド現象の解消もあわせ、研究してみる価値はありそうだな(多分すでに行われているのだろうけれど)。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月17日 06:47に書いた記事です。

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