「世界中どこでも地面を掘れば石油が出てくる」的な話

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一見すると単なる笑い話のようにも思えるのだけれど、よくよく考えてみるとインフラ系をはじめとした「普段は気にしなくてもいいような、でも必要不可欠な物事に対する基礎知識を習得する場って必要だよね」と思わせてくれるようなお話。石油......というか原油が出来る過程を考えれば、生物が居た場所すべてで原油が採れそうな気がするけれど、実のところ原油が出来るか否かは多分に確率論的な運のところがあるし、結果として採掘できる場所は結構偏りを見せることになる。さらに採算性の問題もある。

その辺りはちょいとした知識として一度勉強するか調べて理解すればすぐに分かるのだけれど、教わっていなければ当然理解することは出来ない。自国で採れるものをわざわざ高値で他国から輸入するの、ナンデェ? と思うのも無理はない。


実際には各種データの通り、日本でも原油は採れないことは無いけれど少量でしかなく、当然消費量にははるかに足りない。だからこそ他国から輸入する必要がある。原油代替のエネルギーが存在し、それが日本で必要な分だけ採れるのなら輸入する必要はないのだけれど。そして指摘の通り、原油が温泉と同じような感覚で採れるのではと勘違いしている筋もある。

結局、正しい知識、事実、情報が伝わっていないと、適切な判断が出来ない。インフラ周りなど「当たり前だ」と思っていることも、しっかりと一度教える場面を作らないと、本人自身はもちろん周囲の人にも不幸が及ぶことになるという好例では無いかな。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月19日 06:35に書いた記事です。

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