@fuwarin しかし実際にこういう地域もあるようです。→『うちの子の学校は知らない人には挨拶してはいけないし、挨拶されても無視が原則だからなぁ。うちの子の学校の女の子が男性に挨拶されたら、下手したら事案だわ』 https://t.co/pOxEQBNhUp
— k u r i t a (@kuri_kurita) 2015, 3月 18
街全体で挨拶する習慣をつけたほうが、防犯につながるという話もあって、あいさつ運動してる学校もあるらしいよね。私が子供のころはあいさつするのが普通だったから、息子の学校のような感じは違和感ある。よく知ってる子にしか挨拶できないんだから。@dokikoYAMAYOKO
— ドキ子@思いやり駐車場! (@dokikoYAMAYOKO) 2015, 3月 18
じっさいにどのように声をかけられたか?の詳細に公開することで、「犯人」に「自分のことだ」と悟られてしまうことになるし、それを「犯人」に知られてしまうことで、逆恨みの嫌がらせをされないとも限らない。だから「こんにちはと声をかけられた」という表現にとどまっているケースも多いと思う。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
子供に挨拶しただけで警察から不審者扱い? ネットで驚きの声あがる #ldnews http://t.co/b1A7PKR5pu 挙げられている例は、そのまま読むとおかしく思えるけれど、諸般の事情から、詳細な事実の公表が憚られてマイルドに表現されている、というケースも多いだろう。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
「声かけ事案」が発生したら、被害者は警察に届けていて、事情聴取なんかがひととおりある。それがぜんぶ済んだあとで、「これを公開しますか?しませんか?」という問いがあって、「どこまで公開しますか?」という問いがある。それらのフィルタを通してはじめて「声かけ事案」として公開されている。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
「声かけ事案」のケースとして紹介されている例が、その文面だけを見ていると「これのなにが問題なの?」と思うような表現であったとしても、その表現に至るまでに、警察による聴取やなんやかんやがあるわけだ。事情を聞いた警察で「声かけ事案」だとみなされたものが、紹介されているのだろう。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
だからたぶん、「『こんにちは』と声をかけられた」とされているケースは、おそらく、「こんにちは」どころじゃないなにかが、それは公開することが躊躇われ、結果的に公開しないことが選択されるような何かが、「こんにちは」のあとにあったのだろうと思う。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
話のトリガーとなったのは某所での、いわゆる「子供への声かけ事案」問題に絡み、大人の親切心も子供に通用しなくなった、リスク高いものとなってしまった、逆にそれこそがリスクを底上げさせている状況を創っているのではないかというもの。今サイトでも一度取り上げた記憶があるけれど、その時には結構具体的な事象内容が書かれていて「ああ、これは仕方ないよな」的なモノであったのと同時に、現地に住まう人たちからその実例を聞いて、噂話ではないのだなということを知った次第ではあるのだけれど。
地域によってはリスクの極小化を推し量る、そして対応の単純化を図るために「とにかく挨拶するな、無視をしろ」という様式が通例となっているところもあるようだ。その一方、世間一般に伝えられている「声掛け事案」が、その伝えられている内容そのものが実態とは異なる......厳密には簡略化・一部のみが伝えられている可能性も多分にある。その必要性や理由も合わせ、これは良くわかる。情報は全面完全公開をすることばかりが最善の手立て、というわけではない。
不審者通報マニアっていうは実際に存在するらしい。誰彼構わず通報して不審者情報に掲載されないとされるまでクレーム入れてくるので大した情報でもないけどしょうがなしに掲載してる物もあると聞いたことがある。
— みん☆ねこ (@mincat001) 2015, 3月 18
「声かけ事案」といういい方ではなく、はっきり「性的な被害」といわないと、事態の深刻さが伝わらない、というのも一理あるのだけれど、まだその事態がよくわかっていない小さな子を「性的な被害に遭った子」といってしまうのは忍びなくて、「声かけ事案に遭遇した子」にしておきたい気持ちもある。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
もちろん、「それは問題である」と告発することが、事態をきちんと解決する取り組みのきっかけにもなるし、たぶん大事なことだとは思うんだけど、まだ「性的とはなにか」すらわかっていない子を、「性的な被害に遭った子」として警察に届けたくはない、という気持ちもあるだろう。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
警察への届け出は、起こった事態を正確に伝える必要があると思うけれど「声かけ事案連絡メール」みたいなやつに、あまり正確な情報を載せてしまうと、狭い地域だと「あの子は『声かけ事案』に遭った子」だということが知れ渡ってしまう。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
そりゃもちろん、被害に遭った子にはなんの罪もないのだけれど、だからといって、周りのひとにそれを知らせて回らなきゃいけない道理もないだろう。
— サイ / 三原卓也 (@rhinoeye) 2015, 3月 18
これは多分にある特定のジャンルに属する犯罪について、その内容を公知周知させることが良いのか否かという問題にもつながる話ではある。さらに被害者、というか対象者自身が子供で、その事案がどのように問題なのか自身を理解していない可能性もある。細心の注意を払い、対象者を保護する必要性があるわけで、そのためには事案をぼかさねばならないというのは理解が出来る。
......とここまで書いて思い当たったのが、電車内でのアナウンス。いわゆる隠語というもの。線路内に人が立ち入った云々、車両点検云々ってのは、本当に立ち入った場合や車両点検の場合もあるだろうけれど、他の事案でも使われうるという話。いや、本当に線路内に立ち入る事案って結構あるので、ケースバイケースなのだけれど。
声掛け事案的なものを詳細に解説することの弊害は理解できる。他方、親切心で声をかけた大人までが不審者扱いされるのは問題がある(防犯面で)。ところが本当の不審者も親切心で声をかける大人と同じようにアプローチをしてくることは多分にありえる。だからリスク最小化のためのシンプルな解決法は「とにかく大人に近づくな、逃げろ」ということになってしまう。だけれどこれは変な話に違いない。
何か良い解決法は無いものか。まぁ、事案の詳細公開は便益よりデメリットの方が大きいから、ぼかして表記するってのが良いのだろうけれど。
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