チューリヒ美術館展のクッキーがある意味超斬新な件について

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今年の5月10日まで神戸市立博物館で展開している、チューリヒ美術館展。「スイスが誇る美の殿堂チューリヒ美術館のコレクションを、日本で初めてまとめて紹介します」とのことで、その系統の美術品に興味がある人には鼻血が出るほどのステキ状態な場所のようなんだけれど、そこで買ったとされるお土産用のクッキーのデザインセンスに全人類が恐怖した。

......えーと。缶のデザインがステキですね。あと、当方の目の錯覚? クッキーの表面にダイレクトに、作家の名前がゴジック体みたいなフォントで書かれているのだけれど。斬新過ぎて印象に強く残りすぎ。この発想は無かったわ、してやられたわ、がははは。みたいな。

これ、トリックアートとかフェイクの類じゃないよね?


夢じゃなかった!! 公式だこれ。ゴジック体みたいなフォント、チラシに使われたものをそのまま使っているんだ。「ゴッホ」「ルソー」はまだしも「セザンヌ」「ドガ」とかなんだよそれは字面が面白すぎる。この企画を出した者は誰だ! ほめなきゃダメでしょこれ。アイディアの勝利だよね、これ。

美術品で思い出されるのが鳥獣戯画。うさぎやかめがあのタッチで描かれた鳥獣戯画クッキーとか鳥獣戯画せんべえとか出したら売れるだろうなあ......という発想も、このチューリヒクッキーで想起したりする。


......違う。思ってたのはそれじゃない。でもすごい。個人で作ったとのことらしいんだけど、このデザインはステキすぎ。型があれば量産もできる、かな? 腕の部分とか難しそうだけど、創れたら物凄く人気が出るに違いない。純粋に可愛いし。

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このページは、不破雷蔵が2015年3月20日 06:00に書いた記事です。

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