以前話題に登っていた「日本の若年層が他国と比べてPCなどを持っていない」の件。我が国と諸外国の若者の意識に関する調査 http://t.co/R2MPLu4YpE に詳細データがありそうなので一次データを請求する直前に気が付いた。これはアウト。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 3月 21
調査方法が「各国とも1,000 サンプル回収を原則として,WEB 調査を実施した」になってる_(;ω;_)⌒)_ 折角良いデータかと思ったのに、残念っ。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 3月 21
昨年後半あたりから色々と話題に登り、現場からの声も相次いで寄せられている、若年層、特に学生諸氏におけるキーボード離れ的な話。要はインターネットへのアクセスの窓口がスマートフォンとなってしまい、保護者もパソコンをあまり使わなくなっているので、ネット利用も含めたデジタルツールとしてのパソコンに触れる機会が減り、キーボードや事務系ソフトの利用が出来ない、不慣れな状態のまま社会人となってしまうとの話。スマートフォンの普及状況やパソコンの浸透率の変化なども合わせて考えても十分裏付けできる環境ではあるのだけど。
海外との比較も合わせ、以前ネット上で見かけた分析記事をもとに一次ソースをたどり、ローデーター(公開用の整理されたものでは無く統計時のデータ)を請求しようとしたところ......
調査スタイルが「ウェブ調査」だったことに気が付く。ああ、これはダメだ。
インターネットを使う調査の場合、デジタルデバイスのハードルが生じる。ネットを使えないとその調査には参加が出来ない。対象となる調査項目に関して、インターネット利用の有無がさほど関係ない項目とか、対象調査対象母集団がほとんど利用しているような状況なら話は別だけれど、デジタルデバイスの利用・所有状況を確認したい調査において、ウェブ調査では多分に誤差が生じてしまう。例えるなら、吉野家の店内で「あなたは牛丼が好きですか」と聞くようなもの。
ただ、棚からぼたもちで、今件のデータを確認している際に、別調査で似たように、未成年者における主要デジタルデバイスの利用状況に関する調査データを取得することができた。こちらはネット経由の調査ではないので、妙な誤差は生じ得ない。他国との比較は出来ないけれど、十分「ああ、やっぱり」という結果が出ている。詳しくは後ほど、本家サイトで紹介することにしよう。
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